フランス語のnoblesse oblige 。高貴な人、金持ち、権力者には相応の義務があるということ。金持ちは寄付しろ、ボランティアしろってこと。他の模範となる行動、生活態度も求められる。
そうあるべき、という言葉ができるのは、そうでない状態があるってこと。私腹を肥やした人は貯め込んで社会に還元しようなんて気持ちはさらさらない。権力者は権力を思うままに振るう。「実るほどにこうべを垂れる稲穂かな」。これもなかなかこういう人がいないから、これを体現している人が立派に見える。
別に罰則があるわけでもなく、あくまでも心構えだから従う必要はないかもしれないけど、やっぱ、人格者、人徳のある人っていうのは、金持ちであるとか、権力者であるというよりもよっぽど魅力的。金と力と徳を兼ね備えた人が最強ですが、なかなかおりませんねぇ。
