決勝トーナメント第1戦はFIFAランキング3位のベルギー。ちなみに日本は61位。開催国のロシア(70位)を除けば断トツの低位。にもかかわらず、ベルギー相手に押し続けた。結果的には完全にベルギーに火をつけ、圧倒的な差をみせつけられて、逆転されてしまいました。
リーグ戦でのブーイングをひっくり返す果敢な攻撃で先制し、2点差をベルギーに負わせた。これだけでも大金星です。結果的に1回戦敗退だけど、監督選手を称える声が多数。なんとも判官贔屓なお国柄です。勝ち負けではないところに価値を見出すのって、いかにも日本です。結果より過程が大切なんですね。
私は試合をしている以上勝つべきという考え方です。どんなにいい試合でも負けは負け。実力が足りなかった。受験でも1点足りなければ合格はしません。だから、リーグ戦でのあの戦い方も、主要メンバーを温存し、最後10分、他の試合結果に賭けた。他力本願でリスクはあったにせよ、更にアグレッシブに動いて、引き分けまで持ち込むよりも戦術として正しい。
今回も先制2点を入れた結果の慢心がなかったと誰がいえるだろう。なんとなく安心したんじゃないかな。それが結果的にベルギーに点数を許した。どうひっくり返っても、本来ベルギーに勝てるわけはない。善戦虚しく敗れた日本。
でも、追う立場は追われる立場よりも夢が見れる。今回の試合でFIFAランキングは順位を大きく上げるに違いありません。これから4年かけて更に日本サッカーの実力を上げていってほしいなと、サッカーなんて全然わからない私が言うのも何ですが…(^_^;)。
監督選手の皆さんは十分戦った。そもそもリーグ戦突破だって、開幕前はだーれも期待していなかった。ラッキーでトーナメント出場しただけ。相手が強かった。それだけ。と思えば気が楽。ランキング上位はそれだけの実力を持っている。4年後に期待。