今、頭から離れない「歌集 滑走路」を会社の人に勧めたら微妙な反応。
理由としては、暗い感じがどうも…って感じ。うーーん。略歴を最初に紹介したのが拙かったか…。
「歌集 滑走路」を読むと、萩原さんの苦悩や焦燥、怒り、優しさを強く感じます。単に劣等感とか卑屈だとかいう一面的な見方しかできないのは哀しい。
本だけでなく映画もドラマも、人に勧めるのは難しい。自分が良いと思っていても、相手の嗜好だけでなくその時の心理状態でも合うもの合わないものがある。それは私が受け手になっても同様で、いくら「いいよー」と言われても、すぐに食指は伸びないし、無理やり観た(読んだ)りしても、勧めてくれた人と同じように感じるとは限らない。
映画も一人で見る方が好きなのは、映画を観た後の感想会が怖いから。カミさんと映画を観てもその後の食事の時に観た映画の話はほとんどしません。
とはいえ感動をしたら語りたい。
blogを続けているのは、ご覧いただいている方には大変申し訳ないのですが、反応を気にしないで感想をここに"垂れ流す"事ができるからかもしれません。
本や映画の感想は、その人の今の心境を映す鏡であるとも言えます。
そういう意味では、ここでの感想は自分を丸裸にしているようなものかもしれません…。