月1回の弓道講習会。休日出勤がない時は必ず参加しています。
人数も多いので10射に満たない射しかできないけど、先生に見て頂いて指摘を受けることはいい刺激になる。
弓道に限らず何でもそうですけど、日頃の練習は大切。毎日道具に触り、練習をする。週1,2回しかできないと、せっかく何かを掴んでも1週間経ったら大体8割は忘れてしまう。
砂場で山を作っていて、毎日一掴みでも続けていれば、週1回砂場で山を作るよりも絶対に高くしっかりした山になる。
趣味だからできる時にやればいいじゃん、という思いはありますが、やる以上上手くできた方が面白いし、世界も広がります。
とはいえ、”働かざる者食うべからず”、趣味の前には仕事があり、仕事を疎かにして稼げない趣味に没頭することはできません。もっとも、趣味に軸足をずらして仕事は必要最低限しかやらない、という選択をしている人もたまにいますが、そこまで振り切れる人は少数です。
私も、会社人生も秒読みに入り、さほど一生懸命やる必要はないのですが、それでも仕事柄どうしても優先させないといけない時も多々あって、思うように趣味事ができない。その上、寄る年波に勝てず体調も思わしくなく、日頃の練習も疎かになりがち。これではうまくなり様がありません…。
今日は少ない射ですけど、丁寧に引くことを心掛けました。注意された点を意識しながらやれば、そこそこいい射はできるもんです。今日はいつも厳しく殆ど褒めない先生からお褒めの事も頂くことができました。
「講習会は中る事よりも正しい射をする事が大切。正しい射をすれば、あとは的付さえちゃんとできるようになればブレず常に中る様になる」と。まさに正射必中です。
弓道は中ることは大切ですが、それ以上に"いつでも"中る射が大切で、その為には、どんな場面においても落ち着ついて正しい射ができるかが求められます。
中てようと思ったり、ここは中てないと…と思ったりするのはすべて邪念です。例えば四矢中3本目までを中て、最後の1本を抜く(外す)事は弓道では最も恥ずかしい事と言われます。これは意識的にせよ無意識的にせよ、皆中を狙ってしまった"スケベ心"を晒してしまう事だから。身体に余計な力が入って、本来中る射ができているのに大きく的から外れてしまう。心の平静が乱れていることが主たる原因です。
常に平静であること。
弓道は中てる技術というよりも、いかにして心の平静を保つかがもっとも重要。講習会では、正しい射を教えて頂くことができますが、最後は自分のこころ。
とはいえ、そもそも正しい射が体得できていない状態の私を含む初心者の方にとっては、やはり講習会で上位者に見て頂くというのは大切な事だと思うのです。
これからも講習会は出来る限りちゃんと参加したいと思います。
問題は明日の人事異動発表。どうなるかなぁ。今の仕事継続だとほんと休日出勤多すぎて弓どころじゃないわ…。