日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

第91回アカデミー賞

 米アカデミー賞は、なんだかんだいっても映画界で最も影響力のあるイベントです。
 アカデミー賞のノミネート条件は
 前年の1月1日から12月31日の間に、
 ロサンゼルス郡内の商業映画館で1週間以上連続して、
 有料上映された40分以上の35ミリか70ミリ、あるいは指定のデジタル・フォーマットの作品。
 劇場公開前にテレビ放映やネット配信、ビデオ発売されているものは対象にならない。
 というもの。
 外国語映画賞候補については、製作国で7日間以上連続の商業上映されていること。
 長編アニメーションは通常のルールに加えて、主要キャラクターがアニメーションであること、
 上映時間の75パーセント以上がアニメであること。


 アカデミー賞に選ばれた作品は、さすがにどれも名作ばかりではずれがない。

 今回作品賞に選ばれたのは、黒人ピアニストとイタリア系運転手の演奏旅行を描いた「グリーンブック」。「ボヘミアンラプソティ」は惜しくも作品賞は逃しましたが、主演男優賞にフレディマーキュリーを演じたラミ・マレックが選ばれた他、音響編集賞と録音賞を受賞したのは喜ばしい限り。日本からノミネートされていた「未来のミライ」(長編アニメーション部門)、「万引き家族」(外国語映画部門)は残念ながら受賞ならず。


 特筆すべきは監督賞、撮影賞、外国語映画賞を受賞した『ROMA/ローマ』。制作はネット配信のNetflix。いうなればネット配信を前提に作られた映画なわけで、これまで映画といえば劇場で掛けることが前提で、当然アカデミー賞も劇場で観られることが前提だっただけに、Netflix制作の映画がアカデミー賞を受賞するというのは時代の潮目といっても過言ではないと思います。


 勿論映画は映画館で観る方が私は好きですし、映画館の大きなスクリーンで見てこその楽しみもありますが、そういった限定された視聴に限らず、様々な視聴スタイルがあっても悪くはない。やっとそういう事をちゃんと評価できる時代になったという事なのかもしれません。

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