日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「明治大正 翻訳ワンダーランド 」

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)

鴻巣 友季子著・新潮新書

翻訳ものって殆ど読みません。どうしても言い回しとかが気になってしまい突っかかるのと、日本人の名前じゃないと憶えられない。なので日本の作品であっても、西洋風の名前の登場人物ばかりの作品は苦手。
そこで、明治の作家はどうしたか。
フランダースの犬」のネロとパトラッシュが 清(きよし)と斑(ぶち)…(^_^;)。挙句の果てに、最後、ネロが天に召される場面も、生き返ってハッピーエンド。いやいや…。
海外の情報も潤沢に入ってくる時代と違って、明治、大正の頃は海外の風景、風俗なんて何もわからない。それこそ涙ぐましい努力をして、海外文学を紹介していたのでした。
そんな時代の海外文学翻訳事情を紹介した本です。

何事も道を切り開いていくのは大変な事。
海外の文学に触れた人が、どうやったら日本人に紹介できるかを考え、苦心惨憺した状況の一端に触れることができました。


にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)

  • 作者:鴻巣 友季子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書