石塚真一 著・小学館ビッグコミックススペシャル
既刊9巻
久々に熱い漫画に出逢ってしまった。9巻一気読み。
「BLUE GIANT 」(全10巻)の後、さらなる舞台を求めてサックスプレイヤーとして単身ドイツに渡る。お金もなく、言葉も判らない異国で、大は沢山の人に助けられながら、サックス1本で切り開いていく。
紆余曲折の後、3人とも癖はあるが天才的な、ベース、ピアノ、ドラムメンバーとユニットを組む。
大は、常にアグレッシブで前だけを向いている。ビックマウスではあるけど努力家。これまでもメンテナンスをしていた期間以外、1日も欠かさずサックスを吹いている。それは外国に行っても同じで、大がドイツに行って一番最初にしたのは練習場を探すこと。
「BLUE GIANT 」「BLUE GIANT SUPREME」を一言でいうと、「虚仮の一念、巌も通す」(何事も一途に頑張ればやがては成就・大成する)が一番しっくりきます。
中高バスケット部で鍛えた身体はあったにせよ、大は普通の高校生でした。ある日友人と行ったジャズライブでサックスに魅了され、サックスを手に入れた後は楽譜も読めず、運指も分からないのに毎日練習を続ける。しばらくしてから音楽の先生に運指表をもらい、サックスプレイヤーの由井に教えてもらうようになって楽譜が読めるようになってくる。そんな彼が「BLUE GIANT SUPREME」では世界を目指し続けている。彼のひたむきさが周りの人にも分かり助力を惜しまない。
一生懸命である事は何物にも代えがたい。若さと言ってしまえばそれまでだけど、可能性をとことん追求できる大を羨ましく思います。
まだ9巻。物語がどのように進んでいくのか、こんなに先の気になる漫画は久しぶりです。
頑張れ大!
あ、今日はサックスレッスン日でした。
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