ロックダウン、オーバーシュート…「日本語でいい」 河野防衛相
河野太郎防衛相は24日の記者会見で、新型コロナウイルスに関する政府の説明に片仮名用語が多いとして疑問を呈した。日本語で分かりやすく説明するよう、厚生労働省など関係省庁に求める考えだ。■河野氏は、ロックダウン(都市封鎖)、オーバーシュート(爆発的患者急増)、クラスター(小規模の感染集団)を例に挙げ、「ご年配の方をはじめ『よくわからない』という声は聞く。日本語で言えばいいのではないか」と述べた。■ 河野氏自身は英語が苦手なわけでなく、国会議員でも指折りの英語力を誇ることで知られている。(2020.3.24 17:51 産経新聞)
ほんとそう思う。しかもオーバーシュート(爆発的患者急増)に至っては和製英語!なんとこの期に及んで和製英語!? overshootは通り越す,行き過ぎるという意味で、爆発的患者急増なんていうのは意訳も意訳。ある一定のラインを越えて感染者が増えることを言いたいんでしょうけど。正確にはexplosive surge(爆発的な波)。
ちなみに、
ロックダウン(都市封鎖)…lockdown、公共施設などで、外部からの闖入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖すること。また、人々の勾留、屋外活動を全面的に禁止して監禁すること
クラスター(小規模の感染集団)…cluster、集団
なんか横文字使うとちょっと頭よさそうに聞こえてしまうけど、結局”まやかし”なんです。こういうのを好んで使う奴ほど、かっこつけの莫迦者が多い。”お里が知れる”という奴。
うちの会社でもオーソライズ(authorize/公認する事された事)とか、コミットメント(commitment/責任もってやることを約束する)とかよく使われますけど、会社以外では使わないですよね。
日本人は古来より外来語を日本語化してしまう事に長けている。ボタンやズボンやテンプラやカステラなどなど、外国語が元になってる言葉で完全に日本語になってしまっているものもある。
でもこの大変な時期にわざわざ分かりにくい和製英語を口にするとはもうほんと下品です。
こういう人たちを担いでいる庶民が莫迦なんでしょうけど、まともな政治家はどこにいるんだろう。。