日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

巧言令色鮮し仁。

 緊急事態宣言出ましたね。4/4の当blogでの予想日ビンゴでした!
 こんなの当たっても全然うれしくないけど。。

 今日の安倍首相の緊急事態宣言、何を言うのか、ちょっと期待していました。
 結果、正直がっかりでした。こころがない。いつものように上滑りな言葉の羅列。
 
 ドイツのメルケル首相は、3月の緊急事態宣言で、このようなことを最後におっしゃっていました。

 連邦政府と各州が合意した閉鎖措置が、私たちの生活に、そして民主主義的な自己認識にどれだけ厳しく介入するか、私は承知しています。わが連邦共和国ではこうした制限はいまだかつてありませんでした。
 私は保証します。旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとっては、このような制限は絶対的に必要な場合のみ正当化されるものです。そうしたことは民主主義社会において決して軽々しく、一時的であっても決められるべきではありません。しかし、それは今、命を救うために不可欠なのです。

 メルケル首相は、西ドイツで生まれ生後数週間で父親の仕事の関係で東ドイツに引っ越している。35歳の時にベルリンの壁が崩壊するまで東ドイツで生活をしていた。だからこそ自由を得ることの大切さを肌身で知っている。何故緊急事態宣言をするのか、補償はどんなものかということは、もちろん大切ですが、為政者として重大な決断を国民に伝えるには”こころ”が必要です。

 そこで今日のタイトル「巧言令色鮮し仁」。

 論語の「学而」にある孔子先生のありがたいお言葉です。
 意味は「言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまく者には、誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けているものだということ。」
 かっこつけて、一生懸命いいことを言っている風に聞こえるけど、まったく気持ちが感じられない。
 言葉には”言霊”といって魂が宿ります。安倍首相の会見を聞いても一切心に響かなかった。だから、不安は解消しないし、なんかもやもやしたまま。
 もちろん補償の話は聞きたいけど、そういう事務的なことは後でもよい。会見で必要なのは、いかにして聞いている人の心を動かすかということです。
 そういう意味で、メルケル首相の自分の人生から為政者として、一国の首相としての言葉は国民に響きます。

 苦労を知らないお坊ちゃん首相だから仕方ないんですけどね。
 
 一方で、立憲民主党の枝野代表も会見を受けて「ずいぶん前から緊急事態宣言を出せと言い続けてきた」と言い出した。あんた、2月頃、他の党がコロナウィルス対応の質問をしてるのにさんざん桜の会ばかり話題にしていたじゃん。嘘いちゃいかんよ。

 正直まともな野党がないのが安倍首相を増長させている一番の原因。
 野党には任せられないから論外として、自民党内で優秀な為政者となるべき候補者はいないんだろうか…。

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