日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

行事の中止。

 インターハイに続き、高校球児の夢の舞台、甲子園大会も中止が決定。
 神奈川県は小中学校の夏休みを例年の5週間から2週間に短縮するとか、修学旅行も中止するとか。

 かわいそうだと思うのは、修学旅行にも行き、夏休みも7月下旬から8月いっぱいまであった人たちや高校野球や運動部で活躍して甲子園やインターハイに出たことのある人たち。でも、そもそも全国何十万人もいる高校球児のほとんどは甲子園行けないんです。それでも高校時代の大切な時期、野球に3年間捧げるわけで。そんな大勢の高校球児にとって甲子園大会がなくなっても「そもそも出ることはできない」ものです。インターハイも同様。それでもみんな運動部で汗を流している。

 考えてみてください。修学旅行での出来事を全部しっかりと覚えてる人どれくらいいますか?毎年あった夏休み、たとえば中学校2年の夏休み40日間をすべて覚えてます?過去の絵日記をめくるように、覚えてる人そんなにいないと思うんです。少なくとも、私は、小中高の修学旅行でなんという旅館に泊まったか全く覚えていません。

 一方で、行けなかった修学旅行、短くなった夏休み、行けるはずだったけど行けなかったインターハイ、甲子園。これって良し悪しはともかく一生”思い出”に残ります。
 これってすごいことだと思うんです。やったことの記憶は一部しか記憶に残らないけど、やれなかったことは確実に記憶に残ります。
 例えば何十年後かに同窓会で再開した時、「俺たちって修学旅行行けなかったんだよね」という共通の”できなかった体験”は恐らく全員が死ぬまで持ち続けます。

 そりゃ打ち込んできた最後の舞台に出られないのは残念に違いないけど、それをばねに伸びていくことだってできる。

 人間はいい思い出だけでは生きていけない。いい思い出、成功体験はあるに越したことはないけど、失敗や”できなかったこと”の積み重ねで生きている。

 考えようによっては、逆説的にこれって貴重な体験だと思います。
 
 めげずにこれからの人生、頑張って欲しいなと思いますね。

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