岡田 晋吉著・ちくま文庫
2003初刊・2020年2月文庫化
メインプロデューサー岡田晋吉さんの「太陽にほえろ!」回顧録。
1972年(昭和47年)から放映開始。そのころからドラマ好きで、小学2年生くらいでしたけど初回から見ていました。16時頃の再放送も含めてテキサス、ボン、スコッチくらいまではほとんど見ていました。1979年10月から「3年B組金八先生」がTBSでスタートし、同学年だった私的にはこちらの方を見るようになり、「太陽ー」は、新人刑事登場と殉職の回だけみるようになってしまいました。
なので「太陽ー」で一番覚えているのは、マカロニ~テキサスくらいまで。特に萩原健一のマカロニ、松田優作のジーパンが好きでした。テキサスは短髪、体育会系でそれまでの2人のアウトロー的な感じと180度異なり健康的で、いまいち乗れなかったです。逆にテキサスの頃になると新人刑事よりも、山さん、チョーさん、殿下、ゴリさんなどのサブキャラに光を当てた作品がまんべんなく作られるようになって、作品的にどんどん面白くなっていました。
実に全718話。恐らくその四分の一も観ていませんが、初期の「太陽―」は間違いなく傑作でした。
いまだにCM等で使われるオープニングは、大野克夫。演奏は井上堯之バンド他。グループサウンズ時代萩原健一と交流があり、更にスパイダース解散後一時PYGを井上堯之、沢田研二、萩原健一、岸部修三(岸部一徳)、大口広司と共に結成した縁で大野克夫を推薦したとか。
全編を流れる大野克夫の曲はいずれも名曲揃い。「太陽ー」以降、劇伴を多く作曲し、「傷だらけの天使」「寺内貫太郎一家」最近ですと「名探偵コナン」なんかもそう。沢田研二の代表曲も大野克夫作編曲が多い。「ヤマトより愛をこめて」も。大きいお友達が大好きなスーパー戦隊のチェンジマン、ダイレンジャーのOP,EDも大野克夫作曲。
「太陽にほえろ!/傷だらけの天使」カップリングCDはいまだによく聞いているアルバムです。
ほぼ観ていない後半も含めて、もう一度見たいTVドラマですが、14年7か月も続き全718話は簡単に観れません。一応DVDBOX化されてますが、なんとBOXで25巻。しかもソフトにも収録されていない作品も数作ある。再放送の場合は世情に合わせて放映されない作品もあるらしいです。blurayで完全収録が出たら買っちゃうかも。仮に1枚13話入れたとしても56巻…無理ですね。買っても見る時間がないや。
太陽にほえろ!を見ていた方にはノスタルジックな思いを込めてお勧めです。
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- 作者:晋吉, 岡田
- 発売日: 2020/02/11
- メディア: 文庫