寺井 広樹著・光文社新書
AV女優のインタビュー集は、故・永沢光雄さんの『AV女優』『AV女優2 おんなのこ』という名著がありますが、この本はAV女優5名+男優1名にAV女優を職業として選んだことに対する家族の反応を中心に聞いたインタビュー集になっています。
かつてAV女優になるという事は後ろ暗いことの最骨頂でしたが、今や家族も応援してくれる職業になった? もちろんそういう人ばかりではないけど、そういう人も増えてきたという事。
確かに今やAV女優になるのはそう簡単な事ではない。巷にあふれるAV女優のなんと美しいことか。そこら辺のアイドル並、いやそれ以上にかわいい女性たちが一糸まとわぬ姿で画面に現れます。
かつての”売り手市場”から完全に”買い手市場”になり、ランクも細分化されてTOPクラスの単体女優にでもならない限り、AVで肌をさらしても風俗よりも稼げない。
この本を読んで、AV女優を軽い気持ちで選ぶ人がいたら…と思うと「そういう人ばかりではないんだよ」といいたい。今でも色眼鏡で見る人はいるし、あえて自分からは言わないけど聞かれたら答える職業のどこが自慢なのか。自分の家族がAV女優になったとしたら受け入れることはできても応援まではどうかなぁ。さんざんお世話になっててこういうのもなんですけど(^^;)。