日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「鬼滅の刃」(漫画)

 
鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 やっと既刊22巻、読み終わりました。
 今回は電子書籍で。さすがに22巻、ただでさえ本が多い家で、もう置くところがないです…。
 あと、電子書籍は家でも電車の中でも続きが読めるのはとても便利。
 以下ネタバレなしで少しだけ感想を。

 「鬼滅の刃」は、週刊少年ジャンプに連載されていました。ジャンプといえば、「友情・努力・勝利」。このフォーマットと異なることもありますが、基本どれかの要素は必ず入っています。鬼滅の刃はこの3つの要素がしっかりと入っています。主人公の竈門炭治郎少年の行動は、まさに「友情・努力・勝利」を体現しています。
 敵の鬼も、鬼になる前は普通の人間で、鬼殺隊隊員と同様に哀しみを抱いていることが徐々にわかっています。要は”ダークサイド”に落ちたのが”鬼”で”ライトサイド”にとどまったのが鬼狩りの人たち。
 単に悪逆非道な敵と描いていないところもよかったりします。
 
 人は、多かれ少なかれ哀しみを抱いています。それをしっかりと描いて、それでも踏み止まって生きるからこそ炭治郎君たち鬼殺隊の行動は美しく心を打ちます。

 あえていえば、いろいろと指摘はされていますが、「鬼滅の刃」はそれまでのたくさんの物語の寄せ集めです。でも、同じような過去の特撮TV、映画の寄せ集めの「新世紀エヴァゲリオン」が傑作なのと同様、「鬼滅の刃」もまた令和の傑作だと思います。

 「男は強くなければ生きられない、優しくなければ生きる資格はない」はフィリップ・マーロウの有名なセリフですが、炭治郎くんの姿はまさにそれです。

 さて、12月に発売される最終巻23巻はどんな展開なんだろう。雑誌読んでないから楽しみです。
 映画の無限列車編はTV版の続き、原作では7、8巻。TVシリーズは、浅草編までしか見れていませんが、思った以上に原作に忠実で、アニメオリジナルの要素を入れておらず、好感が持てます。続きみてから映画に行こうと思います。
炭治郎