毎週土日は弓道場で稽古をしています。2時間半から3時間で50射位します。
先々週、先週と、かなりいい感じで仕上がっていたのですが、昨日の後半から乱れ始め、今日は3か月前に逆戻り。最悪でした。
掃き矢が多く、その理由が何ともわからない。いや、掃き矢をするのはいくつかの理由があって、その一つ一つを訂正してみるものの、4本に1本くらいしかいい中りが出ない。1日の射は原則50射前後と決めており、これ以上やっていると肩を壊しそうなので、解決は来週に持ち越し。。
土日いい形で終えないと来週からの一週間、頭の中が弓一色になる。ただでさえ仕事以外の時は弓の事を考えているのに、このスランプから抜け出すために、何処を直すべきかをずっと考えることになる。通勤電車の往復で小説を読んでいても頭に入らない。
弓道は一射々々集中しないと的に中らないので、仕事のことを忘れるにはすごくよい趣味だと思います。でも、スランプに陥ると、逆にたかが趣味であるはずの弓道が日常生活を侵食してきます。これは困ったもの。
平日は仕事優先なので弓道場に行けないから、頭で思った改善点を試すこともできず、結局次の土日まで悶々と過ごすことになる。
弓道はどのような精神状態であっても常に同じ動作をすることを求められます。理論的にはCAMのように同じ動作ができれば常に同じところに中ります。ところが人間の身体はぐにゃぐにゃで同じ動作をしているつもりでもちょっとした心境の変化ですら同じように身体を動かしてくれません。かといって的中にばかり拘っていても”的に囚われている”といって、弓道の世界では戒められています。的中を意識するあまり、外した時に動揺してしまい、同じ動作ができない、とか。
来週の土曜日、元に戻っているとよいのだけど…。