新型コロナウイルスの国内感染者、3041人確認され、初めて3千人を超えた。死者は全国で新たに27人が確認。重症者は24人増の578人(11日)、3日ぶりに過去最多。
都道府県別では、東京都の621人、岩手43人、山形22人、埼玉199人、長野32人、岐阜55人、高知27人の6県で最多を更新。福島県17人と京都府75人で、これまでの最多に並んだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える「勝負の3週間」とか言ってた最後の週末でしたが、結局全国、東京とも最多感染者数を更新。そりゃ、掛け声だけでこれまで通りマスクと手洗いだけしかやっておらず、何の対策していたんだかよくわからない状況だったので、増えるのは当然の帰結。
相変わらずGoToを止める気配もないし、緊急事態宣言も出す気はさらさらない。確かに経済回さないと収入激減で自殺しちゃう人もいるでしょうから、ある程度はやむをえないんでしょうけど、それにしても、掛け声だけの勝負って、プレイヤーは頑張っている中で、舵取りしている”監督”が口だけで「頑張れ」って言っても、「じゃ、いったいあと何すればいいの?」と思ってしまいます。
「補償はできないけどできれば外出しないで」とか「テレワークできる会社は基本的にテレワークをして」とか「飲み会は原則止めて」とか言うだけでもそれに従う会社は多いはず。なのに「マスクつけて少人数で短い時間で」とかいうから、「それならよいのね」といいように解釈する人がなんと多い事か。
”高止まり”どころか、続伸している感染者数。コロナ重症者になると1日で一般病棟に移れるわけではないから、累積されてベッドも医者、看護師も割かないといけない。当然その他の病気の治療、手術にも影響が出る。
いまだに罹っても大したことないとか思っている人が多い。それは若い人ばかりじゃなく、特に会社の中間管理職。いまだに懇親会だ挨拶回りだと口の端に上らせているのを聞くと、この人たちは危機感皆無だなと思わざるを得ない。結局会社が判断しないと何もできない人たち。その会社は国が判断しないとどんどん突き進む。玉砕覚悟、インパール作戦。
恐らくこれから年末までまだまだ最多更新を続けるでしょう。
年末年始の休み期間で若干減り、年明け業務開始でまた増えてくる。
このまま行くとオリンピックどころではなくなるでしょう。世界的な状況をみると今だってオリンピックができる状況じゃない。これから空気が乾燥して更に感染リスクが高まる季節だというのに、海外からの渡航制限も徐々に解除されるという暴挙。ワクチンだって万能じゃない。それどころか治験だって全然少ないからどんな副作用が出るかもわからない。
早く収束してほしいけど、いまの政府に任せておいたら、本当に1日1,000人の感染者なんて日がそう遠くない日に来るかもね。