毎年この時期に京都清水寺貫主が揮毫する今年の漢字は「密」でした。
今年以上「密」という字を見たり書いたりした年はないです。密とまでは行かなくても、”ふれあい”や”コミュニケーション”というのは接触なしではこんなにも不自由なものかと改めて思わされました。
イベントやカラオケなど、楽しみな事はすべて”密”の一言で避けざるを得ず、といいつつ、満員電車に揺られての通勤はどう考えても”密”なのに、いまだに続けている。
ウイルス禍というのは、こんなアンビバレンツなことを求めてくるものだと、半世紀以上生きていて初めての経験でした。
基本的に家にいるのは好きだし、人と会わなくても全然大丈夫と思っていましたが、それを他人に制限されると途端に人恋しくなる。要は天邪鬼なだけでした(^^;)。
「人を磨くのは人との関係」だと思っています。手紙や電話、最近であればメールやZOOM、SNSもありますが、それはあくまでも二次的なもので、実際に逢ってお話をする以上のものには代えられないと思います。
感染状況を見ると、来年の今頃も終息しているとは思えません。
コロナ前のようにカラオケしたり、飲み会したり、バカ騒ぎしたりなんてことが早くできる日が来て欲しい。
そんな思いも込めて「密」待望です。