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「リフレイン」

リフレイン (幻冬舎文庫)
五十嵐貴久著・幻冬舎文庫

「リカ」シリーズ最新刊。
雨宮リカというキ〇ガイ女の話。今風にいえばサイコパス
「リカ」…出会い系サイトでリカという女と知り合った男の恐怖。
「リターン」…「リカ」の10年後の話。
「リバース」…「リカ」誕生の秘密。
「リハーサル」…「リカ」の話の数年前の話
「リメンバー」…「リターン」のその後の話。
「リフレイン」…「リバース」と「リカ」の間の話
時系列的にはバラバラですが、刊行順に読む方がお勧めです。

「リフレイン」は、リカが看護学校に入った頃の話。リカ入学後から次々と起こる不審死。しかしそのどれもが事故死、自殺、殺人と加害者の事故死とすべてがリカに関わりなく進む。亡くなるのは決まってリカの気に入らない人。そして看護実習に行った先でも不審死が。最後は120人以上の同学年の生徒が1人を除いて焼死するという「青美看護専門学校火災事件」が発生する。

今回の物語は、この「青美看護専門学校火災事件」のたった一人の生存者の手記や新聞雑誌の記事、事件記録をもとにルポルタージュ形式で書かれています。このシリーズの中では初めての形式です。
 勿論「リカ」は完全なフィクションなんですが、本当にあった事件のように進められているので、リカというサイコパスがまるで本当にいるかのような錯覚を覚えます。

 リカの物語はまだまだ続くらしい。
 貞子も伽耶子も怖いけど、結局怖いのは生きた人間なんだよなぁ。

リカシリーズの感想↓
hee.hatenablog.com
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リフレイン (幻冬舎文庫)

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