この歳になると、同級生や歳の近い先輩、後輩の訃報が舞い込むことがある。
事故なら年齢は関係ありませんが、最近は病気での訃報も多くなってきた。
つまり、自分だっていつ訃報の当事者になるかわからないってこと。
と考えると、立ち止まって考えたり躊躇したりしている時間は決して多くないという事を感じざるを得ません。
昨日の審査は不合格で、思い当たることもたくさんある。勿論中たらなかったというのが一番大きいのですが、こればかりは日頃の練習でも波があって、百発百中という人は珍しかったりします。私も調子がよければそこそこ中りは出ますので、「中る射」ができていないわけでもない。
仮に70歳まで弓ができるとしても残り14年。でも弓ができるくらい健康であるという保証はどこにもない。それどころか、腰や膝を考えると明日にも弓が引けなくなるかもしれない。
年4回ある審査も毎回受けられるわけもなく、また、これから上段になればなるほど狭き門になり、1回の審査で昇段できるなんてことはあり得なくなる。
立ち止まっている時間はない事に今更ながら気が付き、やっぱり8月の審査を受けることにしました。
後悔しない人生なんてなくて、人はすべからく死の間際に後悔する。
挑戦というとかっこいいけど、弓道だけでなく挑戦し続けることが今できる事。
そう思って、日々時間を有効に使うことを旨として生きていこうと思います。