人生で嫌だなぁと思うことは、人間関係に起因することが多い。
なので、私、原則として、他人に何も求めないし、意識して何かを与えるようなことはしない。
「こうしてくれたら喜んでくれるかな」とか「自分で無理してやってあげる」的なことをすると、当然相手は感謝してくれると思ってしまう。
でも、相手は”そんなの当然”とか思ってるかもしれない。すると、自分の気持ちの中に「こんなにしてあげたのに(感謝すらしてくれない)」という負の感情が芽生える。
相手に感謝してもらおうなんていう気持ちがほんのちょっとでも芽生えるようなことはしません。
例えば、先日書いた献血。
私、本当に、ボランティア精神だとか感謝してもらおうなんて気はさらさらありません。献血に行くと血圧測ってくれたり、成分調べて健康状態がわかったり、おかしやジュースも飲み放題食べ放題。夏場なんかエアコンの効いた部屋で汗を引かせることができる。それだけで十分だし逆に感謝されるいわれはない。取られた後の血液のことなんか知ったこっちゃありません。
何度か行った被災地ボランティアも、傍目には「偉いなぁ」ってことになりますが、被災後すぐに物見遊山で行くわけにはいかないし、会社の補助でバス代も数千円で東北まで連れて行ってもらって、被災の状況をこの目で見ることが一番で、そこでの労働は大変は大変でしたが、差し引き好奇心勝ちです。
無理して何かをやって「あげる」。そもそも「あげる」という意識を持ってしまうと、どこかで有形無形の見返りを求めてしまう。だから「あげる」って感覚は持たないようにしていて、自分がやりたいからやる、としているとすごく楽です。
他人には期待をしない。自分ができることをできるだけしかやらない。
一方で他人が自分にしてくれたことでとても有益なことは心から感謝します。
自分がしたことに感謝は不要。相手が自分してくれたことには感謝。
そうすると結構楽に過ごせたりします。