弓道をテーマにアニメーションを制作されている「プロジェクト射」さんの新作が昨日アップされていました。
内容は、車いすの少女が弓道部への入部をし、行射をするまでが約10分で描かれています。
「誰もが青春を謳歌できるわけじゃない(Not everyone has an easy life.)」
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動画の最後の作者からの言葉。
「受け継がれた技を正確に伝承していくのは健常者の責務です。が、心身の鍛錬を主目的とするならば、肉体の状況にとらわれることなく、弓はその手段になりえる懐の深さを有していると思っています。すべての人々が心から弓矢を楽しめる日が来るのを祈っています」
まさにこれです。
アーチェリーには、パラアーチェリーがあるのに、弓道にはパラ弓道がない。健常者以外に門戸を開いていません。でもやりたいのはアーチェリーじゃなくて弓道だという人はいるはず。
他の武道は体技なので、どうしても健常者限定とならざるを得ませんが、弓道であれば障害をもった人でもできます。勿論、射法八節をちゃんとやることや肌脱ぎ、襷掛け、失の処理は同じようにできません。それでも競技としての弓道であれば、動画のように健常者と一緒にだってできるかもしれない。