10月に入ったばかりの頃は「もう10月なのになんでこんなに暑い(>_<)。」と思っていたのに、ここ数日「10月なのになんでこんなに寒いの??」と思うくらい寒い。
暑いよりは寒い方が好きですが、この急激な変化に身体が付いていきません。
今日は毎週末のルーティンワークで弓道練習に行きましたが、半袖の練習着の下はヒートテック、袴の下もヒートテック、往復はコートを羽織りました。
日本に住んでいてよかったと思う事のひとつが、四季のあること。もちろん、四季のある国は他にもありますが、ほぼ3ヶ月毎にやってくる季節の変わり目に対しての感覚、「あぁ春がやってきたな」とか「そろそろ夏も終わるね」とか「秋めいてきた」とかそういうのをいろいろな人が感じている。
大きな地震や毎年やってくる台風、数年、数十年単位では、大きな火山噴火や津波まである。山が迫っていて平地はごくわずか。決して住みやすい土地ではないはずの日本なのに、日本人は”そういうもの”と思って、そんな中で楽しみを見つけたり、美しいものや美味しいものを愛でる。
住みやすさとは、土地の豊かさだけではなくて、そういう運命みたいなものを受け入れていく人がまわりにいる事なんじゃないかと思ったりします。受け入れる、といっても何もしないわけではなく、どうやって、より住みやすくするか、という事をみんなで考える。そこには、「自分さえよければいい」という個人主義はなく、「みんなが幸せになるにはどうしたらよいか」という考えが根底にある。明治維新以降、西欧列強の思想は入ってきましたけど、100年経っても、西洋的個人主義に完全には染まっていません。
季節は巡る。
外圧や人口減少、移民の増加など、昔と今とでは、ずいぶん日本の立ち位置も変わってきました。でも、季節を愛でる人達がいれば、この国は大丈夫なんじゃないかと、何の根拠もないけど2021年、早めの冬到来の思うのでした。。