日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「夜に駆ける YOASOBI小説集」

夜に駆ける YOASOBI小説集 (双葉文庫)


小説を題材に楽曲を作るというスタイルの音楽ユニットYOASOBIは、2019年の「夜に駆ける」から注目をしていたのですが、元となった物語を読む機会がありませんでした。本屋で偶然文庫化されたこの本を見つけ即購入。
入っているのは、
「夜を駆ける」(星野舞夜『タナトスの誘惑』『夜に溶ける』)
「あの夢をなぞって」(いしき蒼太『夢の雫と星の花』)
「たぶん」(しなの『たぶん』)
「アンコール」(水上下波『世界の終わりとさよならのうた』)
「ハルジオン」(橋爪駿輝『それでも、ハッピーエンド』)
の5編

「夜に駆ける」は、想定内の物語。死に憑りつかれた女性を好きになってしまった男の話。
「あの夢をなぞって」は、まさかこんな話だとは思いませんでした。曲を聴いている時は単に青春恋愛ものと思っていたのですが、予知夢を見る家系に生まれた男の子と女の子の初恋成就の物語でした。
 この5篇の中では100ページ弱の長いお話ですが、もう少し膨らませて長編にできそうな題材です。
「たぶん」と「ハルジオン」は恋の終わりの物語。
 「アンコール」は原作タイトル通り、世界が終わる前日に出会った2人の男女の物語。
いずれも掌編の小説なのですぐに読めます。
 作詞のAyaseさんがどのようにこれらの小説を音楽に置きかえたかを知る上でも、YOASOBIの曲を聴いて何かを感じた人は是非元となったこの小説を読むとよいと思います。
この5作以降も楽曲制作は続けられていますので、同様に原作を集めた短編集が読みたい。続刊希望します。
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