乙野 四方字著/原作:吉浦庸裕 講談社タイガ文庫
先月20日に映画を観てノベライズが出ているというので早速購入、読んでみました。
映画を観ての感想とあらすじは20日のblogで書いていますので、ノベライズ版の感想を。
(↓映画のあらすじと感想)
「アイの歌声を聴かせて」 - 日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog
映画を観ると、ノベライズや原作はできる限り読むようにしています。
ノベライズの場合は、映画脚本を基に書かれており、基本ストーリーは原則一緒なので映画と小説の表現の違いを楽しみにしています。原作の場合、映像化にあたってエピソードがどのように取捨選択されて、キャラクターがどのように表現されたかを気にしながら読みます。
以前は映画ノベライズって結構出ていました。しかも公開に合わせる為に第1稿、第2稿あたりの脚本を基に書かれていたりするので、映画本編でカットされた内容が残っていたりします。
今回の「アイの歌声を聴かせて 」は、よくも悪くも映画そのままで、新しい発見はありません。
でも、映画では表情で読みとるしかない登場人物の心理描写が、文字になっているのでより分かりやすい、という利点はあります。
それと、当たり前ですけど、2時間スクリーンの前にいなくても移動中に物語を追いかけることができる。
いいお話なので、映画とセットで楽しんでもらえるとよいかもしれません。