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「全裸監督」

全裸監督: ―村西とおる伝― (新潮文庫)

新潮文庫本橋信宏

2016年ハードカバーで出版され、既読です。
その時の感想↓
https://hee.hatenablog.com/archive/2020/05/18

700ページ以上あるから文庫化しない、もしくはしても上下巻かと思ったらら、全1巻、しかも、新潮で文庫化です。昨年新刊で買っていたのですが、文庫化でページは800ページを超えていて、読むのにかなり体力いるなと思って1年近く積んでしまいました。

 80年代を駆け抜けたAVの帝王。借金50億、前科7犯。前科といっても、未成年をAV出演させた(少女が年齢を偽った)児童福祉法違反とか許可がないのに芸能事務所(専属女優制をした)職業安定法違反とか、ビニ本拡販時代に、猥褻図画販売とか、犯罪といわれれば犯罪なんだけど、いわゆる、詐欺、暴行障害、殺人何かとは全く異なる。ある意味、性にまつわる確信犯です。

すごいと思うのは、入ってくるお金はすべて使ってしまうこと。浪費というのともちょっと違う。事業拡大にも使うけど、出演者やスタッフへの高額なギャラ、撮影旅行、慰安旅行などにも使う。
 最後は「空からスケベが降ってくる」というキャッチコピーを考え、衛星放送事業に乗り出して失敗。借金50億で会社(ダイヤモンド映像)は倒産する。

 それでも村西監督は生き続け、借金を返し続ける。
 このバイタリティ、生命力はどこから来るんだろう。
 だって、50億も借金したら普通首括ります。返せるアテがあるとかがある訳もないけど、返せる自信がなければ返し続ける道を選択しない。もう返済終えたんだろうか。。

 「全裸監督」はnetflixで2シーズンに渡りドラマ化されています。ネトフリ、入っていないから見ていないんだよなぁ。みたいなぁ。

 私と同時代を生きた人、AVとかに偏見のない人には、あの時代の裏側がわかるのでおすすめです。

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