弓道で、弓を引き分けて、目一杯開き、今まさに矢を放つ状態になった形を”会(かい)”といいます。
弓の一番の見せ場で、かっこいいーところですね。
弓を射るのには、「射法八節」といって、射位(弓を射る場所))に立ってから、
足踏み〜胴作り〜弓構え〜打ち起こし〜引き分け ときて、会〜離れ〜残心(身)という動作をします。
私、どうしても会で終わってしまい、雑に離れ、矢所も安定しません。
残心の形も弓手(左手)が下がっていることが多く、馬手(右手)も矢筋に離していない。これが、ちゃんと出来ないと、正鵠を射ることはできません。
今日も40射して羽分けに届かず。
で、考えました。
人との出会いって、まさに”会”なんです。
地球全体で人口78億、日本人だけでも1億2600万人、たかだか7,80年の人生の中での出会いってやっぱり奇跡みたいなもの。出会いってやっぱり大切なものだけど、それからが更に重要なんですよね。
会っただけじゃなくて、そこからの関係を良好にすることを意識して付き合い、「あぁ、あの人と知り合えて良かった」と思える関係を作っていく。
そういう関係を持続していくことが正しいあり方なんだと思います。
弓道で言えば、”会”の形ができて終わりじゃなくて、そこからの頑張り、伸びあいがないと、きれいに離れることができず、残身も美しくないし、綺麗な中たりもでない。
意識しているんですが、会で満足してしまい弦を離し矢を飛ばした段階で終わってしまう。
もっと残心(身)意識しないとなぁ。。