年の瀬も押し迫った今日、2つの訃報が。。
佐藤蛾次郎さん。
「男はつらいよ」は殆ど観ていませんので、わたし的にはその他の作品で強い印象を残している名バイプレイヤーさんでした。もじゃもじゃヘアーで癖のあるコミカルな演技は、一度観たら忘れられませんでした。すると、TVドラマや映画によく出ている。エンドロールを見ると”蛾次郎”という奇妙な名前は小さい頃でも一発で覚えました。蛾ですよ。
享年78。残念です。
そして夕方さらなる衝撃の訃報が。
水木一郎さん。
体調が思わしくないということは聞いておりましたが、ついに星の世界に旅立たれました。
昭和のテレビまんが、特撮TVドラマの洗礼を受けた私にとって、意識したのはどの曲かわからないくらい水木一郎さんの声は常に傍らにありました。あまりにも多すぎて好きな曲を挙げることができません。すべて好きです。
オープニングや挿入歌のワクワクするような曲、しっとりと男の哀愁を歌い上げるエンディング。どの曲もたまりません。
歌うことで人に元気を与える。もちろん曲や歌詞もいいのですが、童謡すらも水木さんが歌うとつい微笑んでしまって明るい気持ちになる。歌手としてあるべき姿を貫いた人生でした。
享年74。早いなぁ。
昭和の灯がひとつ、ふたつ消えていく。
順番なので仕方がない事とは分かっていますが、やはり残念です。
虎は死して皮を残しますが、蛾次郎さんはフィルムにその姿を残し、水木一郎さんは歌声を残す。
永遠に。
ありがとうございました。
間違いなく自分の人生に刻まれたお二人でした。