日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「アニメージュとジブリ展」


もともと2021年2021年4月15日から5月5日まで開催を予定していましたが、4月25日の緊急事態宣言を受けて、開催10日目で中止となっていました。
その後、大阪、秋田、福岡、広島、福島など地方を巡回し、改めて東京での開催が決定、今日から開催となりました。再開催の決定を知った年末にソッコーチケット予約し、本日行ってきました。

アニメージュ」は、1978年5月に徳間書店から刊行されているアニメ専門誌。それまでもマニアックなアニメ誌はありましたが、総合的な一般向けのアニメ雑誌はこれが初めてでした。
当時中学1年生。創刊号は知っていたのですが、アニメであれば何でも好き、という訳でもなく雑誌のアニメージュよりもロマンアルバム(最初はテレビランド増刊、その後アニメージュ増刊)をよく買っていました。時代は、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の頃で、その頃出ていたさらばヤマトのムック本は結構買っていました。
その後、1979年3月号で「サイボーグ009」再アニメ化が特集されて以降、毎月定期購読するように。
今回現在までの44年間すべての号が展示されていましたが、自分が買っていたのは恐らく1982年3月までということがわかりました。長い歴史の中でわずか3年だったんですね。この頃は、「アニメージュ」「アニメック」「OUT」とアニメ系雑誌3冊買ってました。もっとお金持ちの友人はこれに加えて「ジ・アニメ」「マイアニメ」「アニメディア」、Zガンダムの頃スタートした「ニュータイプ」とかを買っていました。

先行していた「アニメージュ」は、広くアニメ情報誌としてトップランナーの位置を不動のものとして、評論に強い「アニメック」、パロディが秀逸だった「OUT」の3誌を読むと当時のアニメ状況はカバーできました。

私が読んでいた頃の最後期に「風の谷のナウシカ」が連載開始され、その後アニメージュ編集部を母体としてアニメ映画化、更にスタジオジブリの設立、第1回作品として「天空のラピュタ」公開となっていきます。

展示で面白かったのは、鈴木敏夫副編集長が、「風の谷のナウシカ」制作に当たってこれまでアニメ制作会社に取材する立場だったところが逆に取材される立場になることへの心得メモ。自分たちが取材するときに嫌だったことをしないようにすることで気持ちよく他誌に取材してもらって宣伝をしていくという状況がよくわかります。
また外部編集者、ライターが多かった編集部での文章校正について使っていい言葉、気をつけないといけない言葉、送り仮名(活用のある部分から送り仮名にするとか)、漢字の使用法(”間”は使わず”あいだ”とするとか)が細かく指示されていたメモとか、とても興味深かった。本や雑誌の読みやすさってこういうのを統一しているからなんですね。


私、今までアニメ好きと思っていたのですが、この展示会を見てアニメ好きじゃなくて、好きな作品がアニメになってたってだけというのがわかりました。もっともこの時期を経験したお陰で、アニメに対する偏見は一切なくなったという事は言えるかもしれません。

ナウシカの衣装や腐海に眠る巨神兵の実物大ジオラマガンプラの展示などもあってアニメージュを定期購読していた人、ジブリや80年代前半のアニメ好きだった人には楽しめるかも。

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