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「犬神家の一族」前編

本日と来週、2週に渡りBSプレミアムで久しぶりに犬神家の一族が映像化。今日は前編。
金田一耕助は、「北の国から」「Drコトー診療所」の吉岡(純くん)秀隆。「悪魔が来たりて笛を吹く」「八ツ墓村」に続く吉岡金田一3作目。

犬神家の一族」は、1976年の角川映画石坂浩二金田一版が白眉。以降1977年TBS(古谷一行)、1990フジ(中井貴一)、1994年フジ(片岡鶴太郎)、2004年(稲垣吾郎)、2006年に市川崑自らリメイク(石坂浩二)、2018年(加藤シゲアキ)と来て、2020年29分の短編ドラマで池松壮亮金田一耕助を演じています。1976以降でも石坂含め7人も演じています。犬神家の一族以外の作品の金田一を含めると、更に多くの金田一耕助がいます。
も1976角川版以降は、だいたい石坂金田一の服装(和服に袴、チューリップ帽)ですが、この中では中井金田一のみスーツにハンチング帽、丸メガネ、助手(松本伊代ちゃん♪)を連れています。

松子夫人は大竹しのぶ。これも76版の高峰秀子がベスト。77ドラマ版の京マチ子も良い。04三田佳子、06富司純子、18黒木瞳は綺麗すぎて凄みがちょっと足りない感じ。
今回の野々宮珠世は、古川琴音。犬神佐兵衛の養女、絶世の美女という設定で、76版は島田陽子、90版財前直見、94版牧瀬里穂、04版加藤あい、06版松嶋菜々子。松下菜々子きれいですが儚さ可憐さというとちょっと違います。今回の古川琴音さん。うーん”絶世の美女”とは違います。ただ仮面の佐清に懐中時計を渡すシーンなどは可憐な感じは良かった。珠世さんも76版島田陽子に軍配です。
佐清は金子大地。76版はあおい輝彦。私的に好きなのは06版の尾上菊之助佐清は復員してきてまもなくの設定だから基本そんなに太ってないと思うんです。あおい佐清は丸顔で栄養が良さそうで悲壮感がちょっと足りない。尾上菊之助も栄養良さそうなんだけどさすが歌舞伎役者、眼の演技が凄い。戦地での非情な体験が鋭い目に現れていてよい。そういう意味では、今回の金子佐清もいいです。

まだ前編ですが、全体的にはいい感じです。犬神財閥も製薬ではなく原作通りの製糸業で財を成したという設定になっている点も良い。

前編は手形合わせまで。来週後編どう進むか。原作通りか。。有名な湖から出た2本の足は後編です。