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「リボーン」

リボーン (幻冬舎文庫 い 18-21)

五十嵐貴久著・幻冬舎文庫

ついに「リカ」シリーズ全9巻で完結。
前巻「リベンジ」の直接の続編。これまでリカの生い立ちを前後しながら紡がれた殺人鬼の物語もこれで一応の完結をみる。リカというサイコパスは、邪魔者を排除する為、巧妙に事故に見せかけたり、目撃者がいない事を確かめて凶行に及ぶ。しかしながらリカの理論ではすべて正しい事で、邪魔をする奴らがいけない。
いよいよ追い詰められたリカ。連れていた娘に重傷を負わせた高校時代の同級生萌香。萌香の祖母は沖縄の”ユタ”の血を引く家系で、萌香が高校生の頃、とにかくリカから離れるようにいい、転校、引っ越しをさせた。
盲目の祖母と警察が手を組み、リカの居場所を探るが、強い攻撃性を露わにしないとおばあちゃんでもリカの正確な居場所はわからない。次々と追う側にも被害者が出る。リカをしとめる事が出来るか。。

第1作「リカ」から20年以上。あの頃はマッチングアプリと言わず”出会い系サイト”と言ってました。
私は使ったことありません。その前のテレクラは友達とよく行きましたが、空振りばかりで辞めました(^^;)。

見知らぬ男女が出会うこういったシステムは、今でもありますが、ちょっと話をしただけ、メールをしただけで関係を結んでしまうというのは、やっぱり怖い。リカでなくとも、病気持ってるかもしれないし、変な性癖を持っているかもしれないし、もしかしたら美人局ってこともあり得る。
まして既婚だったりすると、被害は自分だけで収まらない事を考えれば、お手軽に浮気をしようなんて怖くてできない。

さて「リカ」シリーズはこれで一応完結とのこと。
でも著者曰く時系列的に「リボーン」の後に『リメンバー』となっている。リカ出てこないリカに心理感染した女の物語。
今回の「リボーン」で公開捜査となったリカ。そしてリカが関わったと思われる事件の数々が巷に溢れ、第2第3のリカが現れる…。

今この世の中にも「リカ」がいるかもしれない。
怖いので知らない人と浮気は絶対にしません。