8月31日というと「涼宮ハルヒの憂鬱」の短編「エンドレスエイト」を思い出す。
8月17日~8月31日の15日間が延々とループしてしまう物語。
この2週間を15,000回以上繰り返す。途中からSOS団のメンバーがループに気が付くけど、統合情報思念体によって造られ派遣されている対ヒューマノイドインターフェース(簡単に言うと異星人)の長門有希だけがすべてのループを記憶している。
638年に及ぶ無限とも思えるループをすべて記憶している長門の気持ちを少しでも体感させるためか、TVシリーズも同じ2週間を8周(回)も繰り返す。
これ、当時、家族で観ていたんですけど、今週は終わるか、終わったかが翌日の家族の会話でした。
だいたい、娘がリアルタイムで観て、次が学校から帰ってから観る息子、でカミさん、私の順(たまに私がリアルタイムで一番に観てた)。
同じ2週間だけど、少しずつ違っている。お祭りで買うお面が違ったり、プールでの水着が違う、浴衣の柄が違うなどなど。そのうち違いを探すのが楽しみになってました。
登場人物たちも最終日の今日、ループしている事実に気が付く。ループから逃れることが出来るか。
毎回また8月17日に戻ってしまうわけですけど、視聴者は2話目からループの事実に気付いている。ここから長門と同じ視点に立つ。
このループから抜け出すキーワードも気になっており、いったい何なんだろうというミステリー要素も。
巷では賛否両論だったようですけど、私は結構楽しめました。
夏休みは終わらないで欲しいもの。ただ記憶に残らないループは何度やっても最後の1回しか覚えていない。
時間は不可逆だからこそ楽しい記憶があればその後生きていく糧になる。
ループしたい日は確かにある。
でも無理だから、1日を悔いなく過ごす、としたいところです。なかなかできないけどねぇ。