「アンナチュラル」のシナリオに続きこちらを。
2020年6月~9月金曜ドラマ枠全11話。
MIU404とは、Mobile Investigative Unit(犯罪の初期段階での捜査に特化機動捜査隊)の略称。404は主人公の第4機動捜査隊の2人(星野源と綾野剛)のコールサイン。
野木亜紀子オリジナル脚本作品で、2018年1月期のドラマ『アンナチュラル』つながりのある世界設定で制作されているので、「アンナチュラル」の登場人物も同名役で一部出演しています。
昨年の映画「ラストマイル」も野木亜紀子脚本、新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督(演出)で同じ座組。同一世界で、こちらでも「アンナチュラル」「MIU404」の登場人物がほんのちょっと出てきます。
「アンナチュラル」と同様、基本は1話完結ですが、
1.機捜隊長に抜擢された桔梗ゆづる(麻生久美子)と同居し、匿っている羽野麦(黒川智花・ハムちゃん)の事件
2.伊吹藍(綾野剛)の恩師で退官した蒲郡(小日向文世)の事件
3.「同僚殺し」と噂される志摩(星野源)の話
そして、第3話のいたずら通報事件から始まる合成麻薬”ドーナツEP”にまつわる事件とその売人だった”クズミ”と呼ばれる男を追う事件が並行して描かれる。
ちょうどコロナ禍のさなかの撮影で、制作はかなり大変だったよう。最後2020年オリンピックが開催されている世界で終わるが、現実は2021年に延期されている。これもまた、ドラマ内でたびたび登場するルーブ・ゴールドバーグ・マシン(Rube Goldberg machine)、一般的には”ピタゴラ装置(スイッチ)”と呼ばれるちょっとしたスイッチのON/OFFの違いで、世界は最悪な方向に進むというのをメタ的に表しているようで面白い。
人生はちょっとしたボタンの掛け違え、選択の違いで思いもよらぬ方向に進む。最善であると思った選択が最悪なんてこともある。いままで生きていて、警察にも反社にも追われることなく生活できているというのは、もしかしたら幸運な事なのかもしれない。
刑事ドラマだけど、ほとんど殺人は起きない。殺人を犯す事も最悪に向かうスイッチの一つで、それを押さないよう、押させないように登場人物が動くというのはドラマとして訴えかけるものがある。
2作続けてシナリオ本を読みましたが、アドリブかと思っていた台詞がしっかりとシナリオにあったり、逆にシナリオだと思ってたのがアドリブだったり、シナリオを読むのはやっぱり面白い。
シナリオを一言一句替えちゃ駄目という脚本家もいますが、演出も俳優もプロですから、テーマ、本質を変えないでより進化させる演出、演技はありだと思います。
続編は無理かもですが、アンナチュラル」「MIU404」「ラストマイル」と同じ世界線の話をまた作って欲しいです。
主題歌は「アンナチュラル」の「Lemon」に続き米津玄師「感電」↓
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