日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「さよなら渓谷」

さよなら渓谷

2013年制作ファントム・フィルム 監督・脚本:大森立嗣 原作:吉田修一

(12年前の作品なのでネタバレ込で感想書きます。)

ずっと観たいと思っていたんですが、アマプラにあったのでやっと観ました。
主演は真木よう子。この作品で第37回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞、第38回報知映画賞 主演女優賞、第35回ヨコハマ映画祭主演女優賞、第26回日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞、第87回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞ほかこの年の映画賞総なめという感じでした。
作品賞としては、第87回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストテン 第8位、第35回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン第6位、第35回モスクワ国際映画祭 審査員特別賞、第5回TAMA映画賞最優秀作品賞など。

映画封切の際のキャッチコピー「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」
これ、物語の途中で明らかにされる事で完全にネタバレなんですが、それを知ってもなお、かなこ(真木よう子)と尾崎(大西 信満)の演技は素晴らしかったし、事件を調べる雑誌記者渡辺(大森南朋/監督の実弟)と小林(鈴木杏ちゃん)が好演。
しかも、女がらみで芸能界から干された新井浩文(学生時代のレイプ犯のひとり)とか、木下ほうか(刑事)とか出ていて、メタフィクション的にもドキドキです。

お話は、
多摩の奥地の渓流で幼い男児の遺体が見つかり、間もなく男児の母親・立花里美が殺害容疑で逮捕される。事情聴取で黙秘を続けていた里美が、隣人の尾崎俊介と肉体関係があったと供述、俊介の妻・かなこもそれを裏付ける証言をする。記者の渡辺は、事件を取材するうちに尾崎が大学時代、野球部のエースとして将来を嘱望されていながら夏休み以降突然退部、その理由は仲間と共に集団レイプ事件を起こした結果だった。記者の渡辺は元ラグビー日本代表だったが怪我の為引退と合わせて会社を辞めており、尾崎に対して否定的な気持ちを持つことができない。そこで同僚の小林と共に事件の周辺を洗いなおす。そこで明らかになったのは、事件の被害者である水谷夏美が複数回の自殺未遂のあと行方不明になっているという。その後、尾崎は夏美の入院している病院を探し、夏美に逢い許しを請う。まぁそう簡単に許せるわけありません。
病院から出る夏美をずっと追いかける尾崎。ついに尾崎とともに暮らすまでになる。

実は(これ以降はネタバレになるけどキャッチコピー通り)、尾崎の妻かなこは夏美と同一人物、つまりレイプ犯と被害者が一緒に暮らしているという事を渡辺は突き止める。
何故レイプ被害者と加害者が一緒に暮らしているのか。尾崎と変名をしてまで一緒に暮らすかなこの心情は…。

口数少なくボロいアパートに住み穏やかに暮らす二人にそんな過去があったとは。

隣人の里美の尾崎と肉体関係があったという証言、かなこのそれを裏付けるような証言も嘘で、尾崎は釈放される。その後かなこは食卓に「さよなら」と書いた紙を置いて姿を消す。

「どうしていなくなったのか」と渡辺は尾崎に尋ねると「2人で不幸になるはずだった」と。

幸せになってしまいそうなのが怖くて、かなこは出て行った。

尾崎はまたかなこを探すという。そして今度こそ…。


他人にはわからない男女関係というのは必ずあると思う。どうしてあの人と結婚したの!?あの人のどこがいいの?あなたならもっとお似合いの人が絶対にいるよ。うちのカミさんもよく言われたようです。それに反論する確かなものを私も持っていないし、よくまぁこんなポンコツと40年近く一緒にいてくれるもんだと自分が一番不思議です。
カミさん曰く「私って我慢強いからなぁ」「寄ってくる男はみんなポンコツだった」「そんな中でもまともな方だと思ったんだけどなー」「生まれ変わったら二度と結婚しない」ここまでがセット。なんだかなー。

見えそうで見えない真木よう子の肢体。情熱的な性描写もありますが、それ以上に愛のかたちについて考えさせられる映画でした。

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