張替 謙一著・ベースボール・マガジン社
弓道は矢を常に正確に飛ばす方法が分からないと、まっすぐに飛んで行ってくれませんし、的に中ることもありません。
問題は、偶然中ってしまったり、癖のある射でもそれが固まってしまうと、中っても持続させることが難しいです。
なので、本来はいい指導者に見て頂き指摘を受けながら、丁寧に自主練をすることなのですが、指導者も”プレイヤー”であることが多く、選手を辞めて指導専門という人はなかなかいません。
ですから、基本は数ヶ月に1回指導者に見て頂いて、指摘事項を自分なりに咀嚼して、日々練習にあたるということが多いです。
この本はサブタイトルにある通り、「弓射に現れやすい欠陥とその矯正」の内容が書かれています。
弓道って静かに矢を放つので、見た目簡単じゃないか、と思う人がいますが、未経験者では、矢を飛ばす事すらできません。
矢を飛ばす方法、射法八節といいます。これができれば矢は飛ばすことが出来ますが、的に中てる、連続して中てるとなると、射法八節を理解して丁寧にやらないとなかなか的に中ってくれません。
自分も注意してはいるんですけど、思った通り矢は飛んでくれません。
「鬼滅の刃」的にいうと「全集中」って事なんですけど、打越しから残心までのたかが1分程度ですら集中するのは難しいんです。
明日は休みを取って、審査前の練習をします。
ここで得た知識を実射に行かせるといいなぁ。

