五十嵐貴久著・河出文庫
「交渉人・遠野麻衣子」大幅改訂版の2冊目。これも2014年改訂前の幻冬舎文庫で読んでいます。12年も前なのでストーリーは全然覚えてませんでした(^^;)。
銀座2丁目にある交番が突然爆発した。
遠野麻衣子は、高輪署経理課から、警視庁広報課に異動になっていて、この時近くのホテルで国家公安委員長の講演会に立ち会っていた。その時、犯人を名乗る男から麻衣子の携帯に電話が入る。爆弾テロ事件の首謀者として拘置されている新興宗教の教組を釈放しなければ、第2第3の爆破が起きると。広報課なので本来は管轄外なのだが、前回の事件から麻衣子は警視庁に交渉人(ネゴシエイター)として有名になっており、犯人から警察側の窓口として指名されたわけだ。
交渉人というと誘拐犯や籠城犯との交渉をして、犯人の情報を得て犯人逮捕まで被害者を出さずに逮捕するのが役目。
どこで爆発が起きるか分からない今回は、さしずめ東京都民全員が捕虜になっている。
しかも班員とのやり取りはメールと警視庁hp内に作られた連絡用BBSのみ。
新しい爆発をさせず、当然教組の解放もせず、犯人逮捕できるか。
遠野さん”キャリア”なんですよね。頭は切れるのに女性というだけで閑職に追いやられるけど、交渉人としての能力の高さは隠せない。
さて次は「籠城」の改訂版読もう。
