以前、ソフトカバー版(太田出版)を読んでいるのですが、文春文庫版が出ていたので再読。
『Shall we ダンス?』のアメリカでの公開時、周防正行監督自身がどのようにかかわっていったかを監督自身の手で記録したもの。
アメリカで成功した映画って、
『ゴジラ』と『タンポポ』(伊丹十三監督)、あとは黒澤映画くらいしかなく、『Shall we ダンス?』はその中で最もヒットした作品。
アメリカでも社交ダンスはマイナーなのね。
内容も親近感が湧くものらしい。ミッドライフ・クライシスとかいって中年に差し掛かり、ふと立ち止まり考える。このままでいいんだろうか…。
わかる、わかるよ。
若いつもりでも、人生折り返しに差し掛かってる今、ほんと、このままでいいのかなぁっていつも思ってる。
とはいえ何も変わらないんだけどね。
周防監督は寡作だ。
作品としては、
デビュー作の『変態家族兄貴の嫁さん』(にっかつロマンポルノ出身ね)
『ファンシイダンス』(岡野玲子原作の坊さん映画)
『シコふんじゃった。』(いわずとしれた学生相撲)
『Shall we ダンス?』(社交ダンス)
『それでもボクはやっていない』(痴漢冤罪)
の5作。
伊丹十三監督の『マルサの女』のメイキング『『マルサの女』をマルサする』
『同2』
ってのもあるけど。
結局全部観てますが、みんな面白い。名作です。
お勧め!
あ、『Shall we ダンス?』を観たら「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」を読むと面白さ倍増です。