日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

読書

「犬神家の戸籍: 「血」と「家」の近代日本」

遠藤正敬著・青土社 横溝正史の『犬神家の一族』は、1950年1月号から1951年5月号まで雑誌『キング』に連載され、1976年、角川映画第1弾として映画化され大ヒットした作品。以降金田一耕助を石坂浩二が演じたシリーズが5作作られます(その後間を開けて2006…

「ツルネ ―風舞高校弓道部― 3」

綾野ことこ著・KAエスマ文庫前巻から4年半。待望の最新刊。現在劇場版公開中で、1月にはアニメ新シリーズが放送されます。 先月発売で、私のblogを見に来てくれている人は「ツルネ」読んでいる人も多いと思いますので、中にはあまり触れません。今回は、湊…

「小説 すずめの戸締まり」

新海誠著・角川文庫今年11月11日から公開の新海誠監督最新作のノベライズで、監督自ら書下ろししています。 九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、 「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。 彼の後を追うすずめが山中の廃墟…

「株価暴落 」

池井戸潤著・文春文庫 銀行ものに連続爆破事件が絡む、いつもの池井戸ものと異なりちょっと毛色の変わった作品。 業績悪化の続く大型スーパー”一風堂”は、融資元の白水銀行にとって悩みの種。さらに500億の追加融資にあたり、慎重に進めたい審査部の坂東と融…

「今夜、ロマンス劇場で」

宇山 佳佑著・集英社文庫 2018年の映画の脚本家によるノベライズ。映画は予告編だけ観て本編未見です。映画が娯楽の王様だった頃、助監督をしている牧野健司は、。お転婆なお姫様が出てくるオペレッタ風の映画に魅せられている。行きつけの映画館”ロマンス劇…

「リセット」

五十嵐貴久著・幻冬舎文庫2002年刊行「リカ」から始まるシリーズ。最近は、「リカ・クロニクル」と言ったりします。 映像化(TVドラマ2003『リカ』、2019『リハーサル』『リカ』、2021『リバース』、映画化『リターン』)もされています。若干設定変更あり。…

「小説 妖怪大戦争 ガーディアンズ」

荒俣 宏著・角川文庫荒俣宏は「帝都物語」が白眉。前作の「妖怪大戦争」では「帝都物語」の悪役、加藤保憲がでてきてをを!と思ったものです。今回の「妖怪大戦争ガーディアンズ」の見どころは大魔神の復活。 でも観ていないんですよね。 この本は2021年の映…

「新海誠の世界 時空を超えて響きあう魂のゆくえ」

榎本 正樹著・(株)KADOKAWA小田急ポイントが期限切れ間近だったので、使っちゃおうと衝動的に買った本。新海監督作品は好きですが、出ている事すら知らなかった。今から20年前、原作・監督・脚本・演出・作画・美術・編集というアニメの作業をほ…

「ハゲタカ2.5 ハーディ」

真山仁著・講談社文庫「ハゲタカⅡ(バイアウト)」と「レッドゾーン」の間のお話。投資ファンド鷲津を主人公とする「ハゲタカ」本編と異なり、本編に登場した日光ミカドホテルの松平貴子を主役に据えたスピンオフ。 「ハゲタカⅡ(バイアウト)」で海外のホテ…

「血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2」

楡修平著・講談社文庫 前作「宿命」の続編。過去の不祥事を取りざたされて財務官僚を退官した崇は弁護士となり、代議士となって頂点を目指す夢は義父の策略で潰えた。そして8年。崇はいまだ策略を巡らす政権与党、政調会長の義父に反旗を翻し、対立野党から…

「宿命 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」

楡修平著・講談社文庫(上下巻)学生運動華やかなりし1960年代。2人の男女が知り合う。 お互いに好意を持ち、身体の関係も持つようになるが、思想的に交わることなく、1969年1月を迎える。 東大安田講堂に立てこもった学生運動家たちは、機動隊を相手…

「架空通貨」

池井戸潤著・講談社文庫 昨日読み終わった本 「半沢直樹」シリーズの池井戸潤の初期作品。”仮想”ではなく架空通貨。いくら企業城下町だからと言って、一企業が通貨の代わりになるものを発行できるのかという疑問は残るものの、街が私企業に寄りかかることの…

「押井守のサブぃカルチャー70年」

押井守(インタビュー形式)・Bros.books/東京ニュース通信社 TVBros.WEBに連載していた同名記事を書籍化したもの。 映像作家押井守を形成する過去のTVドラマ、アニメ、音楽そして現在について語っています。押井さんは1951年生まれ。この人や金子修介(1955生)…

「「世界のクロサワ」をプロデュースした男 本木荘二郎」

鈴木義昭著・山川出版社この前に「七人の侍 ロケ地の謎を探る」を読んだので、同じ黒澤関連本を。これ、結構前に買ってあったんですけど、ハードカバーで重く電車の中では読みにくいなーと思い積んでありましたが、せっかくの機会なので通勤の時に読みました…

「七人の侍 ロケ地の謎を探る」

高田雅彦 著・アルファベータブックス黒澤明監督1954(昭和29)年公開の「七人の侍」。 自分の中でも不動のNo1映画。DVDも持ってるし(初DVD化版とデアゴ版)、blu-rayは最も画像が美しいクライテリオン版を持っています。映画好きであれば、当然観たことのある…

「魂でもいいから、そばにいてー3・11後の霊体験を聞く」

奥野修司著・新潮文庫 奥野さんの作品は、 是枝裕和監督の2013年の映画「そして父になる」の原案(参考文献)となった、”取り換えっ子”のノンフィクション。『ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年』 第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大宅壮一ノ…

「全裸監督」

新潮文庫・本橋信宏著2016年ハードカバーで出版され、既読です。 その時の感想↓ https://hee.hatenablog.com/archive/2020/05/18700ページ以上あるから文庫化しない、もしくはしても上下巻かと思ったらら、全1巻、しかも、新潮で文庫化です。昨年新刊で買っ…

「ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~ 」

三上 延著・メディアワークス文庫「ビブリア古書堂」の2ndシリーズ。 「ビブリア古書堂の事件手帖」第1シリーズは、北鎌倉の古書店・ビブリア堂の主人栞子さんと本の読めない体質の五浦くんの古書を巡る様々な事件を描いたもの。全7巻。 第2シリーズは、…

「パーマネント神喜劇」

万城目学著・新潮文庫 一千年も前から縁結びをやっている神様のお話。だいたい人が住んでいるところには神社がある。うちの近くにも神社はあるのですが、散歩とかあんまししないので、初詣くらいしか私は行きません。どんな小さな神社でも人の生活を守ってく…

「性商伝」

いその・えいたろう著・徳間文庫(初出時タイトル「欲望の司祭たち」/評伝社1990年)風俗もののノンフィクションは、15年くらい前にすごく読んでいました。この本もその頃読んでいたのをすっかり忘れて再購入してしまいました。徳間文庫で「性*伝」とうタ…

「コワルスキーの大冒険 (クラッシャージョウ 別巻3)」

高千穂遥著・ハヤカワ文庫 JA 2年ぶりのクラッシャージョウシリーズ新刊。今回は別巻(外伝)なので、ジョウチームではなく連合宇宙軍のコワルスキーが主人公。 「銀河系最後の秘宝」(本編3巻)のラストで、重巡洋艦<コルドバ>とともにブラックホールに…

「離陸」

絲山秋子著・文春文庫 最近疲れも酷く、目も悪くなり、在宅勤務もあって、今年2冊目と全然本が読めてません。という言い訳。。主人公は国交省の若手キャリアで、八木沢ダムの現場事務所に派遣されている。 ある夜、主人公のもとに山中から黒人の山男が現れ…

「極東セレナーデ」

小林信彦著・新潮文庫。1987年初刊、1989年文庫化。 もともと朝日新聞に連載されていた小説。「ウーマンドリーム」というタイトルで、ドラマ化もされています。主演は裕木奈江でした。一時小林信彦マイブームがあって、その頃購入していたんですけど、ブーム…

「デスハンター」

平井和正原作・桑田次郎絵 今から35年くらい前に、サンワイドコミックスで購入していますが、kindle版がセール価格になっていたので、ポチっちゃいました。 1320円×全2巻が、660円/巻でさらに330円/巻がポイント還元。 漫画原作は、平井和正自身の手によっ…

「凜として弓を引く」

碧野 圭著・講談社文庫「書店ガール」の碧野 圭さんの最新作。 名古屋から東京に引越ししてきた矢口楓。高校入学前の春休みに近所の神社に足を向けた時、どこからか弦音が。境内に弓道場があった。大人に混じって練習をしていた同い年くらいの少年に、弓道教…

「アイの歌声を聴かせて 」

乙野 四方字著/原作:吉浦庸裕 講談社タイガ文庫 先月20日に映画を観てノベライズが出ているというので早速購入、読んでみました。 映画を観ての感想とあらすじは20日のblogで書いていますので、ノベライズ版の感想を。 (↓映画のあらすじと感想) 「ア…

「産霊山秘録」

半村良著・ハヤカワ文庫jaハヤカワ文庫JA通巻1500番達成記念で復刊されました。1973年ハードカバー版。文庫初版は1975年。 以来、角川文庫(初刊は全1冊、その後上下巻に分冊)、祥伝社文庫、ハルキ文庫、集英社文庫と出版社を変えて出ており、その…

「悪夢のかたち 」

平井和正著・ハヤカワ文庫JA ハヤカワ文庫JA1500番到達記念復刊フェアとして、名作日本SFが復刊されました。 小松左京『果しなき流れの果に』、光瀬龍『たそがれに還る』、筒井康隆『東海道戦争』、半村良『産霊山秘録』、眉村卓『司政官』そして平井和正…

「八甲田山 消された真実」

伊藤薫著・ヤマケイ文庫1977年の橋本忍脚本・森谷司郎監督の「八甲田山」は名作で、当時ロードショウで見て以来、何度も観ています。その為、元となった「青森五連隊雪中行軍遭難事件」のほぼノンフィクションと思っていたら、事実は全く異なっていまし…

「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

万城目学著・角川文庫 9年前、ちくまプリマ―新書で初刊時に読んでいますが、角川で文庫化されていたので買って、そのまま積んでました(^^;)。 かのこちゃんは小学校入りたての1年生。知識に貪欲で、いろんなことが気になり、毎日が楽しくてしょうがない。 …