高島 忠夫著・カッパブックス
「いぇーい!」でおなじみの高島忠夫さんは、1951年新東宝のニューフェイス「新東宝スターレット」の第1期生として芸能界入り。100本以上の映画に出演していましたが、映画斜陽期に突入して、私の知っている頃は主に軽妙な司会で、「クイズ・ドレミファドン」や「アメリカ横断ウルトラクイズ」の印象が強いです。お昼に奥様の寿美花代さんと一緒にやっていた料理番組「ごちそうさま」もよく見ていました。
そんなめちゃくちゃ明るい高島忠夫さんがうつ病になって闘病していたのは知っています。もう顔が全然違ってしまって当時驚きました。
私も昨年7月から7ヶ月休職し、2月末に復帰して3ヶ月。絶賛うつ闘病中の私が読んでいいのか正直迷いましたが、うつを克服した高島忠夫の闘病記は気になり、やっぱり読むことに。確かに寿美花代さんの献身的な介護があって、何とか2度のうつ病から回復することが出来たのでしょう。でも、やっぱうつ病を治すのは人それぞれで、寿美さんはハッパをかけるように支えていたそうですが、私それやられてたらOUTです。うちはカミさんが休職の事も健康のことも一切触れなかったことが、逆に「ちゃんとしないと」って気持ちにさせられたことで活動を再開できた。恐らく寿美さんは忠夫の事をよくわかってそうしたし、うちのカミさんは私の事が分かってそうしてくれたんだと思います。
私は今も綱渡りの状態で、なんとか会社では上司同僚、家ではカミさん、その他多くの人と多くの薬で何とか平静を取り戻しつつあります。
うつは他人事ではなく、いつ自分に襲い掛かってくるかもしれません。
注意して、と言っても無理ですが、ヤバいと思ったら下手に会社の上司とか産業医に相談すると休まざるを得なくなるので、まずは心療内科(メンタルヘルスクリニック)に行くのが一番です。
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