日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

鬱から脱する為に良かった事。

まだ鬱状態から脱したとは言い切れない、というか絶賛服薬中の私が言うのもどうかと思うんですけど、これは多分いい事と思うことを2つだけ書きます。

1.太陽光を浴びる。
浴びるというと大げさだし、日光浴みたいに長時間でなくてもよいです。とにかく朝起きたら太陽光を身体に受けると、闇に包まれているような感覚が軽くなります。
じゃ、雨の日とか曇りの日はどうするんだ、と思われますが、それでも大丈夫。
前にちょっと書きましたが、鬱状態の時は、身体に”悪いもの”がまとわりついていて、自分的には「あぁこれが”死神”に憑りつかれるというものか」と実感しました。彼らは光を極端に嫌うようです。
特に自然光。なので、雨や曇りの日でも、雲の向こうに太陽が昇っているのでそれを浴びることで耳元での”ささやき”は遠くなっていきます。

2.外気に触れる。
太陽光と同様に外の空気を身体に入れると同様の効果があります。
カミさんに無理やり連れていかれた旅行で、滝や森の中を散歩したんですが、空気のキレイなところでゆっくりするというのは思った以上に気持ちが楽になりました。
ただ都会で人が多いところではあまり効果はなかったです。

とはいえこの2つも、酷い状態ですと、そもそも身体が動かないので無理です。私も休職に入って3ヶ月くらいは全然ベッドから出られず、何とか頑張ってリビングのソファまでで、家の外のポストにすらいけませんでした。毎週の通院なんて苦痛そのもの。ホームに立ってても「次の電車が来る時に飛び込むと楽になるよ」「迷惑かかることもないよ」「いなくなっても誰も困らないよ」などの”ささやき”が聞こえてきて、ほんとヤバかった。電車に乗っても「周りの人が変な目で見ているよ」「そもそも存在そのものが邪魔なんだよ」「いない方がいいんだよ」という声が聞こえてくるので、なるべく空いている車両に乗って音楽を最大音量で聞いて声が聞こえないようにしていました。それでも音楽の裏でずっといろいろ言ってくるんですけど、音楽の方に集中するようにしてなるべく声を遠ざけていました。

太陽光を浴びる、外気に触れるのは、心療内科の先生にも「散歩をするように」と言われてましたが、最初はそんな事できませんでした。もっとも、身体が動くようになっても目的もなく家の周りを歩く行為そのものが「すれ違った人になんて思われるか」って考えてしまって、散歩はできませんでした。なので弓を引きに行ってました。


自分の場合、弓道をやってたことは良かったです。
最初は行けなかったのでなんとか週1回は最低行こうとしていましたが、休職中の後半は、ほぼ毎日弓道場に通ってました。でもさすがに試合は人が多いので行けなかったです。

他の武道と異なり弓道は相手はおらず的のみ。的に向かうことは自分のこころと向き合うこと。強い気持ちで自分に向き合っていると”奴”も近づいてきません。
もし、弓道をやっていなかったら、復職はもっと遅かったと思います。
でも全くやったことのない人が弓道をはじめる事はできないし、新たな悩みを抱えることになるので、お勧めできないです。


あと、映画館で映画を観ることもよかったです。
家でアマプラとかBlu-rayとかで観てるといろいろと考えてしまい集中できませんが、映画館は逃げ場がないので最後まで観るしかありません。
ただこれも私が映画好きということもあると思いますので、万人に当てはまるもんでもないです。
あんまし深く考えるようなものよりも活劇、コメディ的な方がよいです。恋愛ものもよかったです。あまり観客のいない時間帯に観るのがよいです。私大体一番後ろの席を予約するんですけど、自分の前に隙間なく人が座ってるのはかなり緊張でした。かといって一番前はスクリーン全体が観にくいのでそもそもお勧めしません。

とはいえ、これも身体が動くようになってからでないとできません。しかも、時間を確認して、事前に席をとって、その時間に合わせて家を出るという結構ハードルが高いです。最初はきつかったけど、後半は慣れてきて楽しめるようになりました。

本はダメでした。
結構読書好きなんですけど、全然頭に入らない。漫画もダメでした。漫画って実は本を読むよりも情報処理能力が必要だと思います。

いずれにせよ、まずは薬に頼ってこころの持ちようを変えて”奴”の声が聞こえない状態にすることが先決。上で書いたことはその次にやれればいい事。やれない時に無理してやると余計に傷が深まりますし、外は危険がいっぱいですから、知らず知らずに”奴”の声に負けてしまうこともある。家にいても刃物には近づかなったです。

とりあえず今言えることはこんなところです。

今闘病している人がいたら、一緒に一歩づつ進んでいきましょう。

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