日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポン」

宇宙戦艦ヤマトと70年代ニッポン

ライヒロユキ著・社会評論社
2010年刊なので14年も前。「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012年からなのでその少し前ですので、「―2199」には触れられず、実写版「space battleshipヤマト」までを引きながら、TV版のパート1の時代背景を描く。基本的にヤマト肯定派の人らしく、「ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義」の佐藤健志ヤマト否定派とは一線を画する。「ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義」はこれはこれで面白かったけどね。
特にヤマト第1作のTV版の評価が高いのは、庵野監督と同じ。私も、見やすいから劇場版を観ちゃうけど、お話し的にはTVシリーズの方が好きです。劇場版はあくまで再編集もの。しかも追撮のスターシャ死亡編は余計な変更です。

面白かったのは、主人公の古代進は、いつまでたっても成長しないところ。艦長代理になる資質は持ち合わせていない。いつまでたっても直情傾向で、各回のヤマト艦長(沖田、土方、山南)に行動を窘められ、島や真田さんにも制止されることが多い。血の気の多いリーダーは一歩間違えば全滅を招きかねない。そういう危ない場面も多かった。

18歳で宇宙戦士訓練学校を卒業し、すぐにヤマト計画の中枢、戦闘班長に就任、その後、沖田艦長の病状悪化により艦長代理に任命される。「さらばー」で土方艦長が亡くなり正式に艦長になったものの、自分では決断できずに沖田艦長のレリーフに語り掛け沖田の霊言?で生存者を退艦させてテレサとともに超巨大戦艦に向かう。1作目で古代守を盾にしたと沖田艦長と反目していていたにもかかわらず、結局古代守と同じような行動をする。沖田艦長も「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ、それが男だ。」というくらいなので、特攻を勧めることはおかしい。結局沖田の霊言は、古代進の妄想でしかないと思う。
宇宙戦艦ヤマトIII」で艦長に就任するものの、何かというと自分が表に出て、若い乗組員を成長させられない。
「―復活篇」では、艦長になっているものの、ヤマト1作目から20年も経過しているのに、全然成長していない。

旧シリーズのヤマトが袋小路に入ってしまったのは、いつまでも古代を中心に据えた作劇、古代を大人として成長させる事ができなかったからにほかならない。


例えば、「グレートマジンガー」や「グレンダイザー」のように、「マジンガーZ」の主人公の兜甲児をバイプレイヤーに位置付けるように、新作では地球防衛軍参謀本部や別の戦艦の艦長になるなどして、若いキャラをサポートすればよかった。

成長は別れ。
いつまでもヤマトの呪縛に憑りつかれたことが、ヤマトがガンダムになれなかった理由のひとつだと思う。

試行錯誤が繰り返されながら、それでも本放送から50年を迎えたヤマト。
いろいろ文句もありますが、新作が出れば観に行きます。
私にとってヤマトは一生払い続ける税金のようなものですわ。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村