「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-」(「宇宙戦艦ヤマト2」)をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2202-愛の戦士たち-」。
このリメイク版の総集編、当初1月公開だったところ緊急事態宣言の影響で公開が延期され、やっと先週公開されました。
今回の総集編は、前作「宇宙戦艦ヤマト2199」の物語をも包含し、さらに冒頭ではアポロ11号打ち上げのシーンをアニメ化、それに続く架空の宇宙開発の歴史が描かれヤマト進宙につなげています。つまり現実の世界とヤマトの世界を地続きで描くという離れ業。以降は「-2199」「-2202」のダイジェストとなる。
話が分かるようにつなげてはいますが、「-2199」と「-2202」計52話約25時間を2時間にまとめているので、初見での内容把握は厳しく、これまで両シリーズを見た人向けの”お祭り映画”です。
宇宙戦艦ヤマトは、第1作こそ劇場で見ていない(1979年公開の「ヤマトフェスティバル」と銘打ち「宇宙戦艦ヤマト」「さらばー」そして「海のトリトン」の西崎P豪華3本立のもので見たのが第1作初見。ただし改訂版の<スターシャ生存編>になってる)ものの、それ以降は「-復活編」、実写版の「spacebattleshipヤマト」も含め公開時にすべて観ています。
リメイク版の「-2199」「-2202」についてもすべて完走。「-2199」の総集編「追憶の航海」、サイドストーリーの「星巡る方舟」もフォローできています。
そんな自分的にも、構成としては面白いけど、やはり端折り感が半端ない今総集編。制作陣は、歴史の1ページとしての「-2202」としたかったのでしょうが、その試みが成功しているとは残念ながら思えませんでした。
もっとも私の場合、宇宙戦艦ヤマトが宇宙を往くのを大きなスクリーンで見たい、それだけの為にこれまで見続けているので、私の目的は達成です。
本編終了後、10月公開の続編「宇宙戦艦ヤマト2205-新たなる旅立ち-」の予告編。前後編の2部作になるとのこと。
新しいキャラクターも出るよう。お話は、旧作「-新たなる旅立ち」「ヤマトよ永遠に」がベースになるとか。既に2199に出ている北野の再登場、徳川太助の登場、「-III」から土門竜介、坂東平助、京塚 ミヤコが出るらしい。じゃ、揚羽は、坂巻は? それ以前に「-2」の新米俵太がまだ登場していない。
一体どこまで続くか、ヤマトリメイク。劇場公開版はちゃんと見に行きますので、間を置かずに公開よろしくお願いいたします。