塩崎剛三(東府屋ファミ坊)著・SBクリエイティブ
いまでこそほとんどゲームはやらなくなりましたが、ゲーム歴は長いです。
ビデオゲームは、小学生の頃、長崎屋のゲームコーナーでブロック崩しとか、シーソーに乗って風船を割るゲーム?(サーカスというらしい)とかから始まり、中高の頃はスペースインベーダーが大流行、「スペースインベーダーが降ってくる」という噂だったのが「ギャラクシアン」、「UFOだけ撃つんだぜ」といった「ギャラクシーウォーズ」、3機合体する「ムーンクレスタ」、勿論「パックマン」「DigDag」「ラリーX」や「ボスコニアン」とかのnamcoのゲーム好きでした。
高校生の頃ファミコンが出て、友達の家に入り浸ってました。今から考えると、ゲームセンタークオリティとまではいかなかったけど、何しろお金を入れなくてもゲームセンターにあるゲームが無限にできる機械というのは、青天の霹靂でした。
凄く欲しかったのですが、親が買ってくれるわけもなく、大学3年の時に先輩が「ドラゴンクエスト」をやっているのを見て、シューティングやアクション以外のゲームがあるんだ…と思いました。
基本的に運動神経鈍いので、アクション系のゲームは苦手だったので、じっくりとできるロールプレイングゲームは自分にピッタリ。そこでついに私もバイト代でファミコンを買うのでした。
今みたいにインターネットなんてないから、情報はすべて雑誌や攻略本。
最初に買っていたのは「ファミリーコンピューターマガジン」でしたが、ちょっと斜に構えた内容の「ファミコン通信」が出てからはメインはファミ通になりました。
なのでファミ通は1986の創刊から1000号のだった2008年まで買ってたくらいファミ通フリークでした。
この本は、ファミ通創刊から編集担当をし、2代目編集長となった東府屋ファミ坊の自伝。パソコン雑誌『Login』のいちコーナーから独立して創刊、そもそも親会社のアスキーはソフト会社で、ファミコンでも「オホーツクに消ゆ」や「いただきストリート」とかを作ってました。
創刊から編集長時代を振り返っており、読者として楽しませていただいた私的には懐かしい名前がいっぱい。
そういう意味では、ファミ通を通じて同時代を経験した人にはお勧めです。