雑誌だけど「読書」カテゴリーでw
隔月刊雑誌「昭和40年男」が面白い。今回の巻頭特集は「俺たちのゲーム体験」。ファミコン以前の玩具ゲーム、ボードゲームを中心に紹介。今はゲームといえば、TVゲームですが、昔は「人生ゲーム」のようなボードゲームや、ギミックを駆使したおもちゃゲームが主流でした。ファミコン前夜の50年代中盤以降になって、LSIゲーム、そして任天堂の液晶を使ったゲーム&ウォッチが現れて電子ゲームの時代に。そしてTVゲームに移っていきます。
でもTVゲームといっても、今みたいにきれいなものじゃなくて、テニスも卓球もバレーボールも全部バーで四角い球?を打ち返すもの。そりゃ飽きるわなw そしてゲームセンターでのインベーダー体験から本格的なTVゲーム時代の幕開け。それが家庭でもできるようになっていき、今見ればちゃっちいファミコンでも当時は衝撃的でした。
TVゲーム以前は、外で遊ぶことが多かったですが、お正月や夏休みにおこずかいが入って新しいゲームを買った友達がいると、みんなでその子の家に行き、やったもんです。
連載特集は昭和58年。浪人生だ…(^_^;)。
数号前から買うようになってしまった「昭和40年男」。ドンピシャ世代なのでどの記事も興味深いものばかり。そもそもこの雑誌名。こんなニッチな雑誌売れるんかいな?と思っていたのですが、今号でvol44、それなりに需要はあるようです。出生数では"昭和40年生まれ182万人、同学年の昭和39年生まれは171万人と団塊の世代の200万人越えには及ばないもののかなりの数。確かに中学とか8クラス、下の学年は10クラスとかあったし、小学校でも分校前は優に全学年で1000人越えてた。最近は雑誌を買う人も減っていますが、私たち世代は雑誌をよく買っていた最後の世代かもしれません。しかも自分もそうなのですが、特にこの世代懐古趣味の人多い。おそらく子どもの頃におもちゃを与えられた人はもちろん、私のように、お金持ちのお友達が次々と新しいおもちゃを手に入れるのを横目で指を咥えて見ていた人が自由になるお金が少しだけ出来てきた世代というのもこの雑誌が楽しまれる理由。バンダイの超合金魂なんてまさに私たちがターゲット。
いい時代だったとは思いませんが、規制も少なくて今よりもおおらかな時代だったのは間違いありません。
- 出版社/メーカー: クレタパブリッシング
- 発売日: 2017/07/11
- メディア: 雑誌
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