日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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減る日本人


出生数、2年連続の100万人割れ 自然減は過去最多</span>
 2017年に国内で生まれた日本人の子どもは、前年より約3万6千人少ない94万1千人の見込みとなった。厚生労働省が22日に公表した人口動態統計の年間推計で分かった。100万人割れは2年連続で、統計を始めた1899年以降で最少となりそうだ。一方で死亡者は増え、出生数を引いた自然減は過去最多の40万3千人になる見通しだ。■自然減は11年連続で、40万人は長野市宮崎市など中核市の人口に相当する。16年から約7万人(22%)増えており、減少ペースが年々加速している。■出生数は、1970年代前半の年200万人台から減少傾向が続き、16年に約97万7千人と初めて100万人を割った。これまでの少子化の影響で20〜30歳代の女性の数が減り続けているのが主な要因で、今後も出生数は減る見通しだ。女性が一生で産むと見込まれる子どもの数を示す合計特殊出生率も、回復傾向にあるものの16年は1・44で人口を維持できる2・07を大きく下回る。(12/22(金) 14:37配信 朝日新聞デジタル


 晩婚、少子高齢化が叫ばれて久しいですが、この1年で差し引き40万人の日本人がいなくなっているというのは考えてみると恐ろしいこと。戦後のベビーブームとその団塊の世代の子供たちをピークに徐々に下がり続けた日本の人口。団塊ジュニア(1971年から1974年までに生まれた世代)による3回目のピークはついに来なかった。
 上の世代を悪く言いたくないですが、原因のひとつは間違いなく数に任せた団塊の世代(1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)生まれ)が無能だったせいだと思います。
 まるで自分たちが戦後を支えたような事を言っていますが、戦後を支えたのは昭和20年前後に成人していた人、戦前生まれの人です。しかもその少し上の世代の人は紙切れ1枚で出征し、たくさんの人が亡くなった。団塊の世代終戦20年後の昭和42年で大学卒業です。高度経済成長にしても旗振りをしていたのは戦前世代で、団塊の世代は新卒〜中堅以下の世代。思想的にも戦後の厭戦感、左翼的な思想が蔓延して、それまでの日本の良い点が悉く否定され壊された。
 時代のせいだけでは割り切れない、団塊の世代の無能さが現在の状況を作ったといっても過言ではない。しかも自分たちに反省の色はない。
 大量な人数が注目され、団塊の世代をターゲットにした大量消費が日本を高度経済成長に導いた。つまり、団塊の世代は何かを創造したのではなくとにかく消費しまくった。
 徹底的なミーイズム。大家族よりも核家族化が進み共同体を破壊したのも団塊の世代。しかもそのフォローをしなかったために、子どもを産み育てる環境が整わなかった。その為に自分たちが孤独死をする羽目になったというのは皮肉。自分たちはそれでよいかもしれないけど、子どもたちは悲惨です。

 過去の功罪を論ったところで時間は巻き戻せないけど、腹立たしいことこの上ない。
 これから人口が増えることはないんだろうなぁ。自分の子供たちもそうそう結婚しそうもないし。そういう意味では、私たち世代も同じ過ちを繰り返しているのかもしれません。