ナイフ突き付け「日本の悪夢が始まる」 後藤健二さん殺害動画が公開
J-CASTニュース 2月1日(日)10時11分配信
ISIL(いわゆるイスラム国)に拘束されている後藤健二さん(47)を殺害したとされる動画が、2015年2月1日朝(日本時間)までに、YouTubeにアップロードされた。■動画は約1分間にわたるもの。冒頭に「A MESSAGE TO THE GOVERNMENT OF JAPAN」のテロップが表示され、日本政府に向けた発言であるとしている。■次に映し出されたのは、砂漠のような場所にいる2人の男性。ひとりはオレンジ色の服を着てひざまずいている後藤さんらしき人物、もう1人は黒ずくめで立つ、処刑人とみられる男だ。■男は後藤さんの首にナイフを突きつけ、ことの経緯を説明する。日本政府が対ISILの戦いに参加したことを殺害を正当化する理由としつつ、「日本の悪夢が始まる」などと主張。最後に後藤さんとみられる、斬首された男性の遺体写真が表示される。左上にはISILの広報部門であることを示すロゴマークが表示されている。■安倍首相は1日朝、動画公開を受けて会見を行った。政府として全力で対応してきたが、「痛恨の極み」だといい、「非道、卑劣きわまりないテロ行為に、強い怒りを覚えます。テロリストたちを、決して許しません。その罪を償わせるために、国際社会と連携して参ります」と強く非難した。また「日本がテロに屈することは、決してありません」との考えを改めて示し、食料や医療などの人道支援をさらに拡充すると明言している。
ついに殺害されてしまった。
アラブの人たちの安寧平和の為に活動してきた人だけど、その平和を乱している張本人にしてみれば邪魔な存在。対立する一方から見れば正義であっても一方から見たら敵に資する行為になる。これは戦争だ。
国対国戦争にはある一定のルールがある。しかしテロリストとの戦争にはルールはない。これは怖い。いつ誰がターゲットになるか判らない見えない戦争。
イスラムというだけで憎悪を向ける人もいるらしいけど、単にイスラム教信者=イスラム国というわけではない事はちゃんと報じないといけない。
さて、2人の殺害によって日本の置かれた立場、行動が世界から注視されていますが、冷静に関連各国と協調して対応していって欲しいなと思います。
後藤さん殺害は大変残念ですが、冷たいことを言うようですがこういう最期は本人にとっては想定内だったかと思います。彼の死を無駄にしない為にも中東の平和の為に日本としてなにができるかを私も考えたいと思います。