令和初めての市弓連の講習会でした。22名参加。
午前中は審査形式で一手射技を行い、ひとりずつ講評。弓手のゆるみ、馬手に力入り過ぎとの指摘を受ける。
なんでもそうですけど、”力を抜く”というのはすごく大切な事だけど、一番難しいこと。弓道の場合左右の”バランス”はとても大事。
一般的に弓は矢を掛けた弦を”引く”ものと思われがちですが、作用反作用の法則で、弦に引かれた弓を同じ力で”押し返す”力が必要です。これが完成された状態が”会(かい)”と呼ばれて、弓道を見た時に一番きれいでかっこいい形になります。これがかっこよく決まるのは上手い証拠です。
弓道って、細かいところが重要。
午後は、入退場の仕方を。大体試合では、5人が入場するわけですが、5人が次々に礼をして歩みを進めていく間、左右の足を合わせるのが大切。これって、NHKの「アルゴリズム行進」に似てるなぁと改めて思いましたw
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そして射技練習一手✕3回。だんだん悩みが深くなり何が何だか、最後は垜にさえ届かないという…。奥深いっす、弓道。
最後は、射礼介添の練習。射礼は、試合とかの前に射手が2人の介添を連れて演武を行うもの。これまたいろいろと決まり事があります。入退場は勿論、礼の角度、足運び、位置。3人がタイミングを合わせて行う射礼は、見ていても無茶苦茶かっこいい。
中野秀也範士 矢渡し 2018天皇盃 第69回全日本男子弓道選手権大会
介添は何度かやらせて頂いていますが、ちゃんと教えて頂いたのは初めてかも。特に介添でもあまり目立たない的場で矢を取る係の第2介添は、とにかくずっと座っているのがきついのですが、矢が放たれて立ち上がり矢を取り、戻りまた座りという単調な動作の中に、様々な決まり事があって、わかっていながら細かいところを復習する良い機会でした。
講習会というと射技中心になりがち。でも1日でもそれほど多く引けるわけでもなく、そういう意味でこういう機会でないと教えて頂けない体配を学べて大変勉強になりました。
講習会参加するのってやっぱ大切です。
明日は月例会(試合)。さて講習会の成果やいかに。