日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「ツルネ -風舞高校弓道部-」


NHK総合日曜深夜00:10〜
 10月から始まった弓道を扱ったアニメ。本日現在で第4話まで。
 終了してから書こうと思ったのですが、先日第4回を初めてリアルタイムで見ていていつも通りblogを書こうと思ったら、やたらカウンターが回ってる。瞬間風速で100人くらいが私のblogにたどり着いていて??と思い、どの記事が読まれてるかと思ったら弓道関連、特に"矢渡し"について書かれた日の記事が読まれてました。


「ツルネ -風舞高校弓道部-」原作はラノベで2巻まで出ているそうですが未読。アニメを楽しみたいので先のストーリーを入れない為に読むのは終わってからにしようと思っています。

 主人公の鳴宮湊くんは、中学最後の弓道部の試合で負けてから、"早気"になり弓道を辞めてしまう。そして風舞高校に進学すると小学校の頃に転校した山之内 遼平くんと逢う。湊くんの幼馴染で中学時代一緒に弓道をやっていた竹早 静弥くんを含めた3人と、やたらと湊に突っかかる、弓道経験者の小野木 海斗くん、海斗くんのいとこでアイドル的な立ち回りをする如月 七緒くんの2名、計5名が弓道部に入部するところから物語が始まります。

 湊くんを悩ませる"早気"とは、弓を引く動作で、めいっぱい弦が引かれた状態(これを「会」(かい)といいます)の時に、しっかりとその形を保持しないといけない、厳密に言えば引き下ろしてきた弓をずっと引き分けている状態、弓道でいうところの無限の引き分けをしないといけないのですが、「会」についたかつかないかくらいの状態で弦を離してしまう事。
 これって理由はいくつかあるのですが、癖になるとなかなか直せない、弓道の中では病気と言われます。"早気"は行射の中では最も嫌われます。中りカウントがされないわけではありませんが"早気"では「いい射」という評価されません。勿論昇段審査でも減点の対象になるし、少なくとも"早気"では参段以上にはなれません。私は幸いなことに今のところ早気になったことはないですのでどんなにつらいかは正直よくわかりません…。

 学生弓道をやっていないのでわかりませんが、私的には早気だろうと早気じゃなかろうととりあえず中ればいいんじゃない?と思います。勿論早気じゃない方がいいけど別に昇段するわけじゃないし。。
 ただ綺麗な射でも尊敬できる射でもないことは間違いありません。早気が気になるようなら直せばよいし、今後社会人になっても続けたいのであれば妙な癖はつけない方が良い。

 「会」の状態は、行射の中で一番の見せ場かもしれません。2mを越える長い弓は充分にしなり、弦が右手を中心に弓の上端(末弭)と下端(元弭)を繋いできれいに形作ります。力学的にも弓の力を一番矢に乗せている状態です。「会」がないということは弓の力を十分に矢に乗せていない事になりますので、弱い弓を使っていると的に届かないってこともありますし、狙い通りに矢を的に届けられないということにもなります。

 
 そもそも描写の一つで弓道を扱ったものや弓の使い手の登場人物がいるというアニメはありましたが、弓道そのものを題材にしたアニメってなかったと思います。今回のアニメ制作の京都アニメーションは充分なロケハンをすることで有名。「ツルネ -風舞高校弓道部-」についてもエンドロールを見ると奈良県弓道連盟が協力をしているらしい。

 描写もすごくしっかりしています。道具や射場は勿論、射技についても経験者、初心者をちゃんと描き分けているのは見ていて感心します。

 第4話の矢渡しも滝川さんの射手と湊くんの第2介添が出てきましたが、コーチとなった滝川さんの射形は正に教本通りの綺麗な射でした。

 全12話のうち1/3が終了していますが、丁寧に作られた作品ですので機会があったら見てほしいなと思います。
 女子がいまいち地味でくクローズアップされないところが私的には残念なところですww

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