都市伝説と切り捨てることも出来ようが、東京で20年以上も生活していると、いちいち頷けるところが多い。
『帝都東京。隠された地下網の秘密』秋庭俊・新潮文庫版を読む。
東京の地下鉄は、戦前では銀座線しか作られていない、それ以外は戦後作られたものというのが、常識。
ところが東京都(昔は東京市)、政府、陸軍を中心にして東京の地下は無数の地下道、地下鉄が各地の要所を結んでいた…。
戦後それらを表に出す為に地下鉄や首都高トンネルが作られてるって内容。
最近出来た都営大江戸線、丸の内線に突然出来た西新宿駅、南北線なんかもかなり既存のトンネルを使ってるらしい…。
こういうのは多分あったんだろうな。確かに東京の地下鉄網はすさまじい。ずっとすんでても路線図見ないとどことどこが繋がってるのかよくわからないほど網の目のように張り巡らされている。
と、この内容をすべてとゆーかある程度事実と仮定して、あとどれくらい"遺産"が残ってるんだろう。
突然陥没とかしたら大変だよ。
コンクリートの寿命は80年らしい。関東大震災とか起こったら大変なことになるなぁ。
そんなときに地下鉄乗ってたら…。
ちょっと薄ら寒くなる内容でした。
引き続き2読みます。