東洋大学初優勝おめでとう!
すごかったのは第5区柏原くん。順天堂大今井君の記録は簡単には破られないと思ったら、あっさりと区間新出しちゃいました。山登りって特に大変だと思うのにほんとすごいね。1年生(未成年)だから山の神じゃなくて山の神童という称号を与えられてました。
今回の箱根は、柏原君だけでなく見所が多かった。
2区の山梨学院モグス(区間新)、日大ダニエル20人抜きって何?、東海大学の佐藤悠基も4年連続区間新ではなかったけど、すごい走り。
7区で城西大が途中棄権したけど、以降すべての大学の襷が大手町まで繋がったのもよかった。駅伝って爆発的なヒーローはいてもいいけど、それだけでは優勝できない。20人抜きの日大は、7位、山梨学院も5位とシード権は獲得したけど優勝はできなかった。
城西は襷が繋がらなかったけど、繰り上げ襷をかけた伊藤君は幻の区間新の走り。既に棄権なのにこの走りができるって何?
ひとりひとりが十分な準備(体調管理も含めて)をして持てる力を十分出し切って最高のコンディションで臨んで初めて襷が繋がる。いや、それでも何が起こるかわからないのが箱根駅伝。
優勝した東洋大。部員の不祥事で応援も自粛、一時は箱根辞退かとも言われていたけど、参加できてよかったね。
箱根駅伝がある為に日本の男子マラソンは世界で勝てないという声がある。もしかしたらそれは事実かもしれない。チームの為、襷を繋ぐ為に自分の限界以上の走りをしてしまう。倒れるまで走ってしまう。疲労骨折って、工作機械じゃあるまいし。何もそこまでと思ってしまう。でも目標は個人々々で違う。世界の頂点に立つことよりも、箱根で優勝すること、襷を繋ぐことに価値を求める人がいたっておかしくない。オリンピックで金メダルを取ること以上に大切な何かは箱根にはあるんだと思う。
いろいろな想いをもってかけぬけた2日間。
選手の皆さんお疲れ様。
月並みですが、感動をありがとう。
今年もがんばれそうな気がします。
母校は久しぶりにシード権獲得。また来年も楽しませてください。