日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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希少価値が減れば…。


クリスピー・クリーム・ドーナツ」の閉店が続いているらしい。

2006年に新宿サザンテラスにできた時、1時間以上並んで買いました。それまでなかった全体にコーティングされた砂糖にふわふわとした食感、冷めても美味しく結構衝撃的で、お土産に何度か買い求めました。
初進出以来10年も経ってたんですね。最近はいたるところでこの看板を見て、珍しさはなくなりましたし、並んでる姿も見なくなりました。


珍しもの好きの日本人、かつてはアイスクリーム屋さんのホブソンズとかも長蛇の列で買ってた時期がありましたっけ。
「売れる」と思って続々と店舗を作っても結局飽きられるだけ。「ここでしか買えない」という希少価値があるから全国から押し寄せるわけで、近くで何時でも買えたらありがたみがなくなって、そのうち見向きもされなくなるというのはよくあること。それでも「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が他のドーナツと比べて桁違いに美味しければまだ価値はあるけど、日本のドーナツ屋さんの技術革新(というかマネっこ)のスピードはとても早く、クリスピー・クリーム・ドーナツに似たような味のドーナツはどこでも買える。
 手垢のついたブランドは逆に「あぁ昔流行ったよね」と復活するのは難しくなる。ニーズがあるから全国に出店したいという気持ちはわからないではないけど、そういう売り方をしていたら売上が下がるのは当然。逆に購買者の飢餓感を煽るような売り方をする方が、ブランド価値は上がるのに。とは言っても程度問題だけど。せめて国内2,3店舗くらいでやめておけばよいのに…。