日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「幻魔大戦 1 幻魔宇宙」

 
幻魔大戦 1 幻魔宇宙 (角川文庫)

いよいよkndleで再読を開始しました。
kindleの利点は、スマホのみで何冊も持ち運びできること。「幻魔大戦」全20巻、常に鞄に入っていて続きがすぐ読めるというのはすごい。まさに未来です。一旦ダウンロードしてしまえば、以降の通信はなしでレスポンスよく読めるのも良いですね。


 さて第1巻は宇宙意識体フロイがトランシルバニアの皇女プリンセス・ルナを通じて、幻魔の地球侵攻を告げる。対幻魔の為の超能力集団を作る為、ルナはまず日本人の青年、東丈のPK能力を異星のサイボーグ戦士ベガに襲わせることで覚醒させる。劣等感の塊だった丈は超能力を身に付けたことで増長するが、ルナによって幻魔侵攻のビジョンを見せられ、完膚なきまでに落ち込む。そしてルナによって現実に引き戻され、役割を理解するが、ルナはあまりにも弱い心の丈に幻滅し、ベガとともに2人目の超能力者を探す為、丈を残しニューヨークに向かう。


 もともと角川文庫版の「幻魔大戦」は、既に始まっていた「真・幻魔大戦」を補完するために1967年の漫画版をノベライズするという目的でスタートしました。ところが、ニューヨーク決戦の後、東丈は日本に戻り超能力者を組織する為ルナたちと別行動することになる。ここから漫画版を離れ独自展開になっていきます(角川版で第4巻まで)。なので第1巻は、まだまだスーパーサイキック小説になっています。ここら辺も結構面白いし、このまま続いても全然良かったけど、5巻以降の宗教小説には、当時新興宗教(GLA)に感化されていた平井和正からしたら当然の帰結。とはいえ、5巻以降も十分面白いけど、全然SF小説ではなくなってます(^_^;)。

 「幻魔大戦」シリーズは、「真―」「新―」と「―deep」までkindle化されており、できれば続けてkindleで再読をしていこうと思います。

どうせ読むなら20冊合本版がお勧め。ただし、定価ではもったいないので、セール対象になっていた時に要チェックです。